米ゴールドマン、虎ノ門ヒルズ区分所有を約300億円で取得-関係者

更新日時
  • 売り手はスターアジアグループで虎ノ門ヒルズの約2.5フロア分
  • ゴールドマン・サックスが運用する不動産ファンドが昨年5月に取得

ゴールドマン・サックス・グループの運用する不動産ファンドが、大型複合施設「虎ノ門ヒルズ」の区分所有を約300億円で取得していたことが明らかになった。事情に詳しい複数の関係者によると、売り手は海外の大学基金や年金などの資金を基にアジアの不動産関連資産に投資する不動産投資会社のスターアジアグループ

虎ノ門ヒルズ

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのファンドが取得したのは、森ビルが開発した虎ノ門ヒルズ(地上52階)のオフィス棟部分の約2.5フロア分。関係者によると、取得したのは昨年5月だという。森ビルは虎ノ門エリアに虎ノ門ヒルズのほか、新たに超高層ビル3棟の建設計画(総事業費約4000億円)を進めている。

  日本の不動産投資市場では海外投資家の動きが活発化しており、都市未来総合研究所の調査によると、17年の海外投資家の対日不動産取得額は前年比3倍の1兆1000億円と大幅に拡大し、1997年の調査開始以来の過去最高となった。

  不動産サービス会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのリサーチ・ディレクター、鈴木英晃氏は、不動産価格の高止まり感や金利上昇リスクから一部に利益確定売りが出たり、「Jリートの投資行動が昨年減速した」とし、その分「海外投資家が購入できるようになった」と指摘。今年もJリートの投資が伸びなければ、「海外投資家が受け皿となっていく可能性がある」との見方を示した。

  ゴールドマン広報担当の松本弘子氏は、個別の不動産売買に関してのコメントを控えた。スターアジアグループの広報担当者もコメントを控えた。

(第4段落に専門家の見方を追加し、更新しました.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE