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トランプ政権の移民法案枠組み、「ドリーマー」に市民権も-当局者

  • 最大180万人が10-12年後に市民権取得も、現在のDACAは69万人
  • 大統領は壁建設資金や国境警備強化の資金も求めた
U.S. Supreme Court Hears Challenge To Obama Immigration Programs
Photographer: Alex Wong/Getty Images North America
U.S. Supreme Court Hears Challenge To Obama Immigration Programs
Photographer: Alex Wong/Getty Images North America

トランプ米大統領は、幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」最大180万人に市民権を得る道を開く案を支持する意向だ。ホワイトハウスの複数の当局者が25日、明らかにした。180万人は、現在「ドリーマー」の在留を認める措置(DACA)の保護下にある人数の約2倍に当たる。

  トランプ大統領はまた、移民問題での合意の一環として、メキシコ国境の壁建設と通関手続き地の警備強化、カナダとの国境の警備改善に充てる250億ドル(約2兆7400億円)の信託基金を議会に求めている。さらに移民関連の職員や移民担当判事の追加予算も要求する。

  ホワイトハウスは、議会に示す移民法案の「枠組み」の中で、こうした要求の詳細を示した。このほか、連鎖移民の制限や移民多様化ビザ抽選制度の廃止も盛り込まれた。正式発表前であることを理由に匿名でホワイトハウス当局者3人が同枠組みを説明した。

  議員らは現在、トランプ大統領が今年3月初旬に撤廃するとしたDACAの対象者を保護する法案を策定中。ホワイトハウスは上院に対し、自分たちの枠組みに依拠した法案を策定するよう求めている。トランプ政権はマコネル共和党上院院内総務に対し、2月6日の週の、暫定予算が失効する8日より前に移民法案を本会議で取り上げるよう要請する。

  ホワイトハウス当局者の一人によれば、トランプ政権の移民法案枠組みに盛り込まれた10-12年後に市民権を与える案の対象者180万人とは、現在DACA保護下にある69万人のほか、DACAの資格を持つが申請していないほぼ同人数のドリーマーら。

  トランプ大統領は選挙戦中から、不法移民への全ての「恩赦」を廃止すると明言していた。しかし今月9日の議員との会談の席で大統領は、この問題に「愛」を持って対処したいと語った。ホワイトハウスは移民政策の厳格化を目指しているものの、この問題で大幅譲歩することにより、DACA対象者を支援する人たちを取り込み、移民政策変更支持に回らせる狙いがある。

  またホワイトハウス当局者の一人は25日、政府は、下院が独自の移民法案を恐らく通過させるが、上院通過法案との擦り合わせが行われるとみていると語った。

原題:Trump to Offer Citizenship Path for 1.8 Million Young Immigrants(抜粋)

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