【米国株】S&P500小幅高、トランプ発言で上げ幅縮小

更新日時

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Eric Thayer

25日の米株式市場ではダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数が上昇。トランプ米大統領が最終的には「強い」ドルを望んでいるとし、前日の財務長官発言に反する見解を示した後、米国株は上げ幅を縮小した。米国債相場は反発。午後の取引で徐々に値上がりした。

  • 米国株はダウとS&P500が上昇、ナスダックは小幅安
  • 米国債は反発、午後に上げ幅拡大-7年債入札に強い需要
  • NY原油は小反落、トランプ発言後のドル持ち直しで反転
  • NY金は続伸、一時のドル安で買い

  トランプ大統領はこの日、ダボスでの世界経済フォーラムで米経済専門局CNBCに対し、「ドルはますます強くなるだろう。最終的に私は強いドルを望んでいる」と述べた。これはドル安容認と受け止められた前日のムニューシン財務長官発言に逆行するもので、ドルを押し上げた。米国債はトランプ氏の発言を受けて上伸し、10年債利回りは低下した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%上げて2839.25、ダウ工業株30種平均は140.67ドル(0.5%)高の26392.79ドル。ナスダック総合指数は0.1%安の7411.16。ニューヨーク時間午後4時50分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.62%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は小幅反落。トランプ米大統領が最終的には強いドルを望むと発言したことを受け、ドルが持ち直したため、原油は上げを失った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比10セント(0.2%)安の1バレル=65.51ドルで終了。一時は66.66ドルまで上昇する場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント3月限は11セント下げて70.42ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ドルが一時下落したため、買いが優勢になった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.5%高の1368ドルで終了した。

  ドル乱高下の株式への影響を消化する展開の末、S&P500種は前日終値とほぼ変わらずで終えた。企業決算が引き続き個別銘柄の明暗を分ける中、予想を上回る決算を発表したキャタピラーが上昇。一部資産について戦略的選択肢を検討するとしたニューウェル・ブランズは売られた。

  米国債相場は長期債を中心に上昇。財務省がこの日実施した7年債入札は好調、最高落札利回りは2.565%となった。5年債と30年債の利回り差は2.7bp縮小し、イールドカーブがフラット化した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁からユーロ高をけん制する発言が出なかったことで、ドイツ国債が下落。米国債はこの流れをくみ、午前に日中安値を付けた。

原題:Dollar Turns Higher on Trump Backing; Stocks Mixed: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten, Long-End Swap Spreads Snap Tighter(抜粋)
*U.S. SEVEN-YEAR NOTES DRAW 2.565%; ALLOTTED AT HIGH 26.08%
Crude Reverses Course as Dollar Rebounds on Trump Remarks (抜粋)
Gold’s Path to $1,400 Seen Cleared by Dollar Slump, Equity Fears(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE