黒田総裁:緩和を粘り強く続け、物価目標達成へ-為替問題に言及せず

  • 世界経済全体として非常にバランスよく成長
  • 出口戦略や政策変更について、現段階で言及するのは適切ではない

Haruhiko Kuroda, governor of the Bank of Japan (BOJ)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行の黒田東彦総裁は25日、スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム(WEF)で記者団に対し、世界経済全体として非常にバランスよく成長しているとの見解を示した。

  総裁は物価上昇率が政策目標の2%になお非常に遠いと指摘した上で、「粘り強く緩和を続けることで目標を達成したい」と発言。現時点で出口戦略や政策変更について言及するのは適切ではないとの考えを示した。春闘での3%賃上げに向け政府や労使間で協議が続いていることについては「期待している」と述べ、賃金面からの物価押し上げに望みを託した。

  為替問題について、総裁は具体的なコメントは避けながらも、「経済のファンダメンタルズを反映して、安定的に推移するのが一番望ましい。それは国際的な合意になっている」と語った。4月に任期満了となる総裁の人事については発言を避けた。

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