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ドラギ総裁がムニューシン米財務長官に反撃、口先での世界為替戦争

  • ムニューシン発言、為替に関するIMF加盟国間の合意に反する
  • 為替相場動かしたのは「ECBではなく他の誰かからの発言」
Treasury Secretary Mnuchin Views Production Of Currency Bearing His Signature
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Treasury Secretary Mnuchin Views Production Of Currency Bearing His Signature
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ドルに関するムニューシン米財務長官の発言に対し反撃した。

  ドラギ総裁は25日フランクフルトで、最近のユーロ・ドルの動きは部分的に、ムニューシン長官の口先介入によるものだと指摘した。長官はスイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)で、ドル安が米国の貿易のために良いと発言。ドラギ総裁はこの発言について、国際通貨基金(IMF)加盟国間の合意に反していると指摘した。

  総裁は、為替相場を動かす要因として景気改善のような内的なものと当局者の発言のような外的なものがあるとし、「ECBではなく他の誰かからの発言だ」と強調した。

  INGグループの為替ストラテジスト、ビラジ・パテル氏は「ドラギ総裁がこれに言及したのはたいへん大胆なことだ」と述べ、「大きな論争を呼ぶだろう」と話した。

  IMFのラガルド専務理事も25日先に、ムニューシン長官に発言の意図を説明するよう促すとともに、ドル相場は市場が決めるものだとくぎを刺していた。

  ドラギ総裁はまた、ECB政策委員会のメンバーの何人かが懸念を示したとして、「この懸念は為替レートについてだけよりも幅広く、現在の国際関係全体の状態についてだ。これら全てが不適切かつ望ましくない金融環境のタイト化につながれば、われわれが金融政策戦略を考え直さなければならなくなるという追加的な懸念もある」と語った。

Euro Surge

原題:Draghi Hits Back at Mnuchin in Global Currency War of Words (1)(抜粋)

  

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