きょうの国内市況(1月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、円高加速やロシア疑惑を警戒-輸出、金融中心売られる

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  東京株式相場は続落。米国財務長官のドル安支持をきっかけにした為替の円高加速、米大統領選を巡るロシア疑惑捜査への警戒でリスク回避の売りが増えた。電機や機械など輸出株、銀行など金融株中心に幅広く安い。原油高による燃料コストのアップが懸念された空運株は業種別下落率1位。

  TOPIXの終値は前日比16.67ポイント(0.9%)安の1884.56、日経平均株価は271円29銭(1.1%)安の2万3669円49銭。

  セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、「ロシアゲートの捜査進展で米国の政治的な不透明感が高まり、ドル安・円高に拍車をかけている」と指摘。テールリスクではあるが、トランプ大統領の共謀の可能性も捨て切れず、「トランプ政権への期待で株高・ドル安となっていた流れが一転、リスクオフに転換してしまう可能性がある」と話した。

  東証1部33業種は空運、電機、銀行、機械、その他製品、輸送用機器、海運、証券・商品先物取引、精密機器など30業種が下落。上昇は石油・石炭製品と鉱業、陸運の3業種。

  売買代金上位では、野村証券が米アップルのiPhone出荷台数予測を下方修正した影響で、アルプス電気やミネベアミツミなど電子部品株が安い。ファーストリテイリングやキーエンス、三菱重工業も下げた。半面、第3四半期営業利益は市場予想を下回ったが、一過性費用を除けば想定線とゴールドマン・サックス証券が指摘した日本電産は堅調。SMBC日興証券が強気判断に上げた電通は大きく上げた。

  東証1部の売買高は15億6333万株、売買代金は2兆9626億円。値上がり銘柄数は462、値下がりは1519となった。

●債券小幅安、米金利先高警戒感で-20年入札は期待ほど強くないとの声

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  債券相場は小幅安。米財務長官のドル安支持発言を受けて海外投資家の需要縮小懸念から米国債が売られた流れを引き継いだほか、この日に実施された20年債入札の結果が市場の期待ほど強くなかったとの見方から売り圧力が掛かった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比5銭安の150円36銭で取引を開始。午後は20年債入札の結果を受けて一時150円26銭まで下落した。その後はやや下げ渋りとなり、結局は7銭安の150円34銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「20年債入札は事前にレポが締まっていた上、利回りが0.6%近くまで上昇していたことなどから、期待値が高まっていた割に無難な範囲内の結果だった」と指摘。「米金利の上昇がかなり警戒されている中で、いったん入札結果を確認してやや売り圧力が掛かった」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.08%で寄り付き、午後に一時0.085%まで上昇したが、その後は0.08%に戻している。

  財務省がこの日に実施した20年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円10銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値と一致した。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.17倍と、前回の4.56倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は4銭と、前回の3銭をわずかながら上回った。

●ドル全面安、米財務長官発言や保護主義警戒で-対円は4カ月ぶり安値

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  東京外国為替市場でドルは主要通貨に対してほぼ全面安。前日のムニューシン米財務長官のドル安容認発言に加え、トランプ米大統領の演説を26日に控えて保護主義への警戒感からドル売りが継続し、対円では約4カ月ぶりの安値を更新した。

  ドル・円相場は25日午後3時20分現在、前日比0.4%安の1ドル=108円84銭。商業決済が集中する五・十日の仲値公表に向けたドル需要で109円47銭まで上昇した後は値を切り下げ、午後には一時108円80銭と昨年9月11日以来のドル高・円安水準を更新した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%安の1115.92と2014年12月17日以来の水準まで下落した。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、「トランプ大統領は先に大きなことを打ち上げて、そこから妥協点を探っていく傾向がある。ダボス会議での演説、北米自由貿易協定(NAFTA)交渉、米韓自由貿易協定(FTA)、米中の貿易問題などの交渉が落ち着き、保護主義に伴う貿易戦争には至らないことの確認が必要」と指摘。「その警戒が残る現状ではドル売り圧力は続き、ドル・円は下押し圧力が掛かる状態が続きそう」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.4%高の1ユーロ=1.2452ドル。一時1.2459ドルと14年12月17日以来のユーロ高・ドル安水準を更新した。欧州中央銀行(ECB)はこの日、政策委員会を開催し、ドラギ総裁が会見を行う。市場予想では金融政策の現状維持が見込まれている。

  ポンド・ドル相場は同時刻現在、0.5%高の1ポンド=1.4315ドル。一時1.4318ドルと16年6月24日以来のポンド高・ドル安水準を更新した。

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