海外投資家の中国株保有、昨年は81%増-相場低調でも過去最高の伸び

  • 海外投資家による本土の債券保有は41%増-人民銀データ
  • 本土からの資本流出圧力が相殺される可能性-農銀国際証券

The sun rises behind the skyline of Pudong's Lujiazui Financial District in Shanghai.

Photographer: JOHANNES EISELE/AFP
Photographer: JOHANNES EISELE/AFP

中国本土で取引される株式と債券を求める海外投資家の動きは昨年活発だった。相場は低調だったが、本土市場へのアクセス拡大や人民元上昇が資金を引き付けた。

  中国人民銀行(中央銀行)が24日発表したデータによると、海外投資家による本土株の保有は2017年に前年比81%増加し、1兆1700億元(約20兆1000億円)となった。人民銀が14年にデータ公表を開始してから最も大きな伸びで、規模は中国株式市場の時価総額の2.3%に相当する。海外投資家はまた、本土の債券については昨年、保有を41%増やして1兆2000億元とした。全体に占める割合は1.6%。

  上海総合指数は昨年6.6%上昇にとどまり、中国債券相場は13年以来の大きな落ち込みを記録したが、本土外の投資家はそうした状況でも買いを増やした。中国は香港と上海の証券取引所間の株式相互取り次ぎに続き、16年12月に香港と深圳でも株式の相互取引を開始。17年7月には債券市場も接続した。人民元は昨年、年間で9年ぶりの大幅上昇となった。

  農銀国際証券の姚少華エコノミスト(香港在勤)は、海外投資家による保有拡大で本土からの資本流出圧力が相殺される可能性があると述べた。

原題:Foreign Investors Boosted China Stock Holdings by 81% in 2017(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE