世界的に半導体株が下落-TI見通しやアイフォーンXに慎重な見方で

  • TIの1-3月売上高見通しは一部の市場予想に届かなかった
  • フィラデルフィア半導体株指数は年初から23日まで約10%上昇

世界的な半導体株の上昇が息切れしている。

  24日の米株式市場で米半導体株の指標であるフィラデルフィア半導体株指数は前日比2.3%安。米テキサス・インスツルメンツ(TI)の1-3月(第1四半期)売上高見通しが一部の市場予想に届かなかったことや、アップルの「iPhone(アイフォーン)X」需要に対するJPモルガン・チェースの慎重なコメントを嫌気した。同指数は年初から前日まで約10%上昇していた。24日の取引ではアジアや欧州の半導体銘柄も値下がりした。

  フィラデルフィア半導体株指数は今年3回目の下落となった。2017年は年間ベースで38%値上がりしていた。また、同指数の相対力指数(RSI)は23日に約75に上昇し、一部のトレーダーが買われ過ぎのサインと見なす70を上回った。

  TI株は8.5%下げ、同業のアナログ・デバイセズやマイクロチップ・テクノロジーなども連れ安となった。欧州のSTマイクロエレクトロニクスとインフィニオン・テクノロジーズも値下がり。アジアのアップル向けサプライヤー、大立光電(ラーガン・プレシジョン)や穏懋半導体(ウィン・セミコンダクターズ)も下落。JPモルガンのアナリスト、ナルシ・チャン氏が「アイフォーンXの受注が衰えつつあることを示すさらなる兆し」が見られていると指摘した。

  RBCキャピタル・マーケッツのアミット・ダリヤナニ氏は、TIの業績について「リードタイムは安定し、顧客の解約は正常範囲内であるほか、流通在庫は均衡しており顧客満足度は引き続き高い。これらはサイクルがピークに達したと示唆する材料ではない」と分析した。

原題:Chip Selloff Goes Global as Analysts Debate ‘Cycle Peak’ (2)(抜粋)

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