【米国株】S&P500が小幅安、米高官発言で動揺

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  • ムニューシン米財務長官、ドル安は貿易に利益をもたらすと発言
  • 米国債利回りは上昇、米国株は決算で明暗分かれる

Monitors display stock market information on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE).

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

24日の米株式市場では、米政府当局者の発言を手掛かりに値動きの荒い展開になった。保護主義的な米政府当局者発言が金融市場の動揺を招いてドルが急落したほか、企業決算の好調に支えられてきた米国株も不安定な動きとなった。米国債相場は下落。この日の5年債入札の結果がまずまずだったにもかかわらず、取引時間後半にかけて下げ幅を拡大した。

  • 米国株はダウ平均が上昇、S&Pが小幅安-米当局者発言受け乱高下
  • 米国債は下落、朝方から下げ幅を拡大-5年債入札結果は良好
  • NY原油は続伸、65ドル上回る-米在庫が10週連続で減少
  • NY金は上昇、2016年以来の高値ードル安を背景に

  トランプ米大統領のダボス到着を前に、トランプ氏が掲げる「米国第一」のアジェンダを世界に発信する米閣僚の発言が相次ぎ、ロス商務長官とムニューシン財務長官の発言が相場の方向性を決めた。ただ、サンダース米大統領報道官はその後、財務長官発言の影響を弱める意図があってか、ドルは「非常に安定した」通貨だと述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2837.54、ダウ工業株30種平均は41.31ドル(0.2%)高の26252.12ドル。一方、ナスダック総合指数は0.6%下げて7415.06。ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.65%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。約3年ぶりにバレル当たり65ドルを上回った。米エネルギー情報局(EIA)の統計によると、米原油在庫は10週連続で減少し、過去最長の連続減となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.14ドル(1.8%)高の1バレル=65.61ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は57セント上げて70.53ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。終値で2016年8月以来の高値をつけた。ドルの下落を背景とした金買いの動きが強まった。金連動型上場投資信託(ETF)を通じた保有量は2013年5月以来の高水準となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比1.5%高の1361.40ドルで終了。

  S&P500種指数は前日終値を挟んでもみ合った末、4日ぶりに下落した。減税効果を巡る高揚感にゼネラル・エレクトリック(GE)やユナイテッド・テクノロジーの決算が加わり、寄り付きでは上昇していた。テキサス・インスツルメンツの決算不振に加え、貿易戦争が起きるとの警戒感から、ハイテク株は下落した。

原題:Trump Team Protectionst Talk Roils Dollar, Stocks: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Slide Despite Solid 5Y Sale; Stocks Recover From Lows(抜粋)
Crude Breaks $65 as Record Drawdown Whittles U.S. Oil Stockpiles(抜粋)
Gold Futures Post Highest Close Since 2016 in Heavy Trading(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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