1月24日の海外株式・債券・為替・商品市場

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欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、一時108円台に下げ-米財務長官の発言受け

  24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ドル指数は3年ぶり安値付近にとどまった。ムニューシン財務長官がドル安は米経済にとって「良いこと」であり、短期的な価値については全く「懸念していない」と述べたことが背景にある。ムニューシン長官の発言後、ロス商務長官が火消しに動いたが、ドルの下げは止まらなかった。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は午後に下落率が1%を超え、2014年12月以来の安値。ドルは主要10通貨全て、新興国通貨のほぼ全てに対して下げた。ロス商務長官はムニューシン財務長官のドルに関する発言について、財務長官が米国の長年にわたる強いドル政策の転換を表明したわけではないと述べ、投資家が発言に過剰反応していると示唆した。

  ニューヨーク時間午後4時38分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比1%安。ドルはユーロに対して0.9%安の1ユーロ=1.2403ドル。対円では1%下げて1ドル=109円22銭。一時は108円97銭まで下げた。

  みずほ銀行の機関投資家向け外為責任者ニール・ジョーンズ氏は、円が急に大きく上昇し、それがより広範な外為市場の動きと調和しない動きとなった場合は、日本銀行ないし財務省の懸念を引き起こす可能性があると指摘。そうなれば口先介入に動く可能性もあるとした。ただ実際の介入については、円の上昇がさらにペースを増し、無秩序かつ一方的にならない限り起こりそうにないとの見方も示した。

  市場では引き続き貿易問題に注目が集まっている。トランプ大統領は26日、スイス・ダボスでの世界経済フォーラム(WEF)年次総会で演説する予定。

  このほか、25日に開催される欧州中央銀行(ECB)の政策委員会も注目されている。
原題:Dollar Extends Decline Past 1% Despite Efforts at Damage Control(抜粋)

◎米国株・国債・商品:ダウ続伸もS&Pは小幅安、要人発言で動揺

  24日の米株式市場では、米政府当局者の発言を手掛かりに値動きの荒い展開になった。保護主義的な米政府当局者発言が金融市場の動揺を招いてドルが急落したほか、企業決算の好調に支えられてきた米国株も不安定な動きとなった。米国債相場は下落。この日の5年債入札の結果がまずまずだったにもかかわらず、取引時間後半にかけて下げ幅を拡大した。

  • 米国株はダウ平均が上昇、S&Pが小幅安-米当局者発言受け乱高下
  • 米国債は下落、朝方から下げ幅を拡大-5年債入札結果は良好
  • NY原油は続伸、65ドル上回る-米在庫が10週連続で減少
  • NY金は上昇、2016年以来の高値ードル安を背景に

  トランプ米大統領のダボス到着を前に、トランプ氏が掲げる「米国第一」のアジェンダを世界に発信する米閣僚の発言が相次ぎ、ロス商務長官とムニューシン財務長官の発言が相場の方向性を決めた。ただ、サンダース米大統領報道官はその後、財務長官発言の影響を弱める意図があってか、ドルは「非常に安定した」通貨だと述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2837.54、ダウ工業株30種平均は41.31ドル(0.2%)高の26252.12ドル。一方、ナスダック総合指数は0.6%下げて7415.06。ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い2.65%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。約3年ぶりにバレル当たり65ドルを上回った。米エネルギー情報局(EIA)の統計によると、米原油在庫は10週連続で減少し、過去最長の連続減となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.14ドル(1.8%)高の1バレル=65.61ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は57セント上げて70.53ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。終値で2016年8月以来の高値をつけた。ドルの下落を背景とした金買いの動きが強まった。金連動型上場投資信託(ETF)を通じた保有量は2013年5月以来の高水準となった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比1.5%高の1361.40ドルで終了。

  S&P500種指数は前日終値を挟んでもみ合った末、4日ぶりに下落した。減税効果を巡る高揚感にゼネラル・エレクトリック(GE)やユナイテッド・テクノロジーの決算が加わり、寄り付きでは上昇していた。テキサス・インスツルメンツの決算不振に加え、貿易戦争が起きるとの警戒感から、ハイテク株は下落した。
原題:Trump Team Protectionst Talk Roils Dollar, Stocks: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Slide Despite Solid 5Y Sale; Stocks Recover From Lows(抜粋)
Crude Breaks $65 as Record Drawdown Whittles U.S. Oil Stockpiles(抜粋)
Gold Futures Post Highest Close Since 2016 in Heavy Trading(抜粋)

◎欧州株:ストックス600が反落、ユーロ上昇を嫌気-ハイテク大幅安

  24日の欧州株式相場は、指標のストックス600指数が1カ月ぶりの下げ幅を記録した。ユーロ上昇を嫌気した。業種別のテクノロジー銘柄指数は昨年11月以来の大幅安に沈んだ。

  • ストックス600は前日比0.5%安で終了。テクノロジー銘柄指数は1.7%安。ユーロは0.8%上昇し、3営業日続伸
  • 英FTSE100と独DAXはいずれも1.1%安、仏CAC40は0.7%安
  • 個別では、セイジ・グループが6.5%安、ダイアログ・セミコンダクターが6.4%安、STマイクロエレクトロニクスが6.3%安

原題:European Stocks Fall as Euro Advances, Tech Companies Retreat(抜粋)

◎欧州債:下落、ダリオ氏発言や米10年債利回り2.64%突破を嫌気

  24日の欧州債相場は下落。ブリッジウォーター・アソシエーツ創業 者のレイ・ダリオ氏が債券は弱気相場に入ったと発言したことや、米 国10年債利回りが2.64%を突破したことが響いた。国別ではスペインが 引き続き中核国債をアウトパフォームしたが、それでも小幅に下げ、5 営業日ぶりに反落した。

  ダリオ氏は利回り上昇が債券投資家にとって過去40年間弱で最大の危機を引き起こす恐れがあると警告。

  ECB政策会合を25日に控え、スペインは短期債が小幅に上昇、その他の年限も小動き。ポルトガル債もほぼ変わらず、イタリア10年債は下落。
原題:EGBs Head Lower Following Treasuries; End of Day Curves, Spreads(抜粋)

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