ドルが米国債利回りとの相関失う、取り戻すにはこの組み合わせ

  • FOMCの引き締め加速かECBの緩和縮小の遅れ
  • ドルは約3年ぶりの安値水準、米国債利回りは過去3年半で最高付近

  普通、金利が高ければ通貨の魅力が増し、為替相場は上昇するはずだ。しかし必ずそうなるわけではない。

  ドルは現在、約3年ぶりの安値水準にある。一方、米国債利回りは3年半で最高付近。相関が切れてしまったことは、ドルの対円相場と10年債利回りとのチャートを見れば明らかだ。

  市場では今、米国の経常赤字と拡大が見込まれる財政赤字がドルにマイナスだという見方がアナリストたちに支持されつつある。どうしたらドルに対する弱気の見方を変えられるだろうか。

次のような選択肢が考えられる。

  • 米連邦公開市場委員会(FOMC)が予想以上に積極的に利上げをする
  • 欧州中央銀行(ECB)が緩和縮小を遅らせる
  • 米国の貿易収支が改善する
  • 中国がドルに対する人民元上昇に歯止めをかける
  • ユーロ圏周辺国の債券の好パフォーマンスが止まりユーロ圏への資金流入が減る

 
  野村ホールディングスのG10外為戦略世界責任者、ビラル・ハフィーズ氏はドル相場が米国債利回りとの相関を取り戻すにはこの5つの中の幾つかの組み合わせが必要だとみている。

原題:Dollar’s Lost Link With U.S. Yields Could Return, Here’s How (1)(抜粋)

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