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米国債の現実にようこそ-18年の発行、倍以上増えて1兆ドル超の公算

  • 米10年債利回り、今年末までに2.9%に上昇-アナリスト最新予想
  • 昨年度の米財政赤字は13年以来の大きさ、税制改革で膨らむ公算

米財政赤字は向こう数年にわたって拡大する公算が大きく、米財務省が世界最大の債券市場である同国債市場で発行する規模は今年、前年の倍以上の1兆ドル(約110兆円)超と、2010年以来の大きさに達するとディーラーらは予測している。

  米財務省は今月末に四半期の国債発行計画を明らかにする計画だが、買い手がついていけないかもしれない。主要中央銀行に後退姿勢が見える中、他の投資家も利回り上昇を待ってから購入したいかもしれない。 

Ballooning Burden

U.S. borrowing is forecast to keep on rising

Source: Congressional Budget Office

  ドイツ銀行のチーフ国際エコノミスト、トルステン・スロック氏は「需要は常にあるだろうが、問題はその価格水準だ」と指摘。「米国債利回りが上昇するとのコンセンサス見通しの理由は、国債発行の伸びのためだと言って構わないだろう」と付け加えた。

  アナリストの最新予想では、10年物利回りは年末までに2.9%に達すると見込まれる。米東部時間23日夜の時点では、2.61%前後で推移している。同利回りは昨年9月前半以降、すでに0.5ポイント以上上昇しており、14年以来の高さに達した。

  昨年9月終了の米会計年度の財政赤字は13年以来の大きさだった。税制改革法の成立前の時点で議会予算局(CBO)は既に、公的債務が27年までに10兆ドル余り増えると予想していた。同法成立を受け、JPモルガン・チェースのストラテジストらは今月、米国債の今年の純発行高見通しを1兆4200億ドル前後と、従来予想から約1000億ドル引き上げた。昨年の実績は計約5500億ドル。

原題:Welcome to the New Reality of Leaping U.S. Treasury Debt Sales(抜粋)

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