1泊1000ユーロで王政時代のパリを楽しむ-伝説のホテルが再オープン

  • 「リッツ」と「ドクリヨン」が生まれ変わった
  • 「バー・ヘミングウェー」を楽しみたいなら予約は早めに

多くの都市でホテルは5段階で評価される。だがパリは違う。5つの星での評価に加え、ブティックホテルもある。そして特に24軒のホテルは「宮殿」クラスに分類される。文字通り王族が宿泊するにふさわしい豪華なホテルだ。そのうちの2軒、「リッツ・パリ」とローズウッドのホテル「ドクリヨン」は最近、全面改装を経て再オープンした。生まれ変わった2つのホテルは、それだけで比類のない独自の世界を構築しており、その一部を紹介する。

内装

リッツの「サロン・プルースト」

出典:ザ・リッツ・パリ

リッツ:
  以前のリッツ・パリを知る人は、表面的にはあまり変わっていないと思うだろう。だがアンティークには光沢が戻り、ソファの布も張り替えられた。ぜいたくの限りを尽くしたマリー・アントワネットが使うかのように感じられる内装は完璧だ。

ドクリヨンのロビー

ソース:Hôtelde Crillon、A Rosewood Hotel

ドクリヨン:
  オレンジ色の大理石のロビーとベルベットのアームチェア、それに迫ってくるようなシャンデリアを覚えているなら、大きく変わったことが分かるだろう。家具は、以前より明確なシルエットとモダンに変わった。エレガントな雰囲気は申し分なく、それでいて伝統に安住することもない。

客室

リッツ:
  リッツに泊まれば、王族気分が存分に楽しめる。ホテルのスタッフから名前で呼ばれ、送迎車はベントレーだ。ベッドのフレームは金色に輝き、ぜいたくさの中で眠ることができる。リノベーションで最新テクノロジーを導入したが、端末機器のコネクティビティーには問題が残る。Wi-Fiの利用には注意が必要だ。ただ金色の小さな取っ手のような電灯スイッチは以前のままで、抗し難い魅力と本当に歴史的な場所にいることを感じずにはいられない。

ドクリヨン

ソース:Hôtelde Crillon、A Rosewood Hotel

ドクリヨン:
  さまざまな広さとインテリアの客室がある。スイートルームは別にして、最も特徴があり最高の眺めを楽しめる部屋は最上階だ。テラスからはエッフェル塔が一望できる。スマートでコンパクトな設計で、テレビを収納式にしたことでスペースが生まれた。スタッフの笑顔は素晴らしい。唯一不満だったのは浴室だ。鏡の高さが合わず、シャワーの排水が悪くバスマットが水浸しになった。

レストラン

バー・バンドーム

出典:ザ・リッツ・パリ

リッツ:
  大きく変わったのは「バー・バンドーム」だ。ガラス張りの屋根の下でいつでも誰でも食事を楽しめるようになった。酔うほどお酒を楽しんでもいいし、ビジネスにも使える。特大のショッピングバッグを持って原宿を歩くような女の子たちが楽しめるテーブルもある。 メニューはクラブサラダやクラブサンドイッチ、シタビラメのムニエルといった伝統的な料理にこだわっている。フォーマルなダイニングルーム「レスパドン」では、ヨーロッパアカザエビとキャビアの前菜を190ユーロ(約2万5700円)、糖衣アーモンドをまぶした鹿肉を145ユーロで提供している。

ジャルダン・ディベール

ソース:Hôtelde Crillon、A Rosewood Hotel

ドクリヨン:
  庭に面したランチ・アフタヌーンティーを楽しめる「ジャルダン・ディベール」や白のテーブルクロスが特徴の「レクラン」などがある。レクランのシェフ、クリストファー・アッシュ氏は改装前にミシュランから星を獲得した。

アフターアワー

バー・ヘミングウェー

出典:ザ・リッツ・パリ

リッツ:
  「バー・ヘミングウェー」では世界的なバーテンダー、コリン・フィールド氏が作るカクテルが楽しめる。隠れ家のように小さいが、それでいて威厳も感じられる。だが決して秘密の場所ではない。つまり楽しみたいなら早めに予約することだ。

レザンバザドール

ソース:Hôtelde Crillon、A Rosewood Hotel

ドクリヨン:
  かつての「レザンバザドール」は葉巻をくゆらせたスーツを着た男たちが集まる場所だった。だが今は、日中なら地元のカフェ「クチューム」から仕入れたコーヒーを飲み、夜になればシャンパンで乾杯する誰もが他の楽しめる場所になった。

歴史

リッツ:
  このホテルの歴史はとても魅力的だ。イングリッド・バーグマンやスコット、ゼルダのフィッツジェラルド夫妻、それにココ・シャネル、ダイアナ妃もよく訪れていた。歴史の積み重なったサービスとアメニティーで、改装後でも昔からの魅力は健在だ。1泊1000ユーロから(ritzparis.com)。

ドクリヨン

ソース:Hôtelde Crillon、A Rosewood Hotel

ドクリヨン:
  宿泊すれば、タイムマシンなしでルイ16世の時代を体験できる。だが、ドクリヨンのサービスは現在のぜいたくという定義にも合致する。地下にあるプールとスパは是非とも楽しみたい。1泊970ユーロから(rosewoodhotels.com)。

原題:Got $1,000 to Spend per Night in Paris? Book One of These Hotels(抜粋)

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