米上院共和党全員がトランプ氏の通商政策の方向性を懸念-農林委員長

  • 太陽光パネルのセーフガード発動やNAFTA脱退の脅しを心配
  • 貿易協定から脱退すれば税制改革がもたらす恩恵の一部が相殺される

米上院農林委員会のロバーツ委員長は、太陽光パネルへの緊急輸入制限(セーフガード)発動や北米自由貿易協定(NAFTA)脱退の脅しなど、トランプ大統領の通商政策の方向性を共和党上院議員全員が懸念していることを明らかにした。

  ロバーツ委員長は23日の上院オフィスでのインタビューで、「私の知る限り、共和党の会合で米国の通商政策について心配を口にしない上院議員はいない」と発言した。

  同委員長は、トランプ大統領は税など他の問題では共和党議員らと同調するが、貿易に関しては「よりポピュリスト的な見解」を持っており、これが多くの共和党議員に支持をためらわせていると語った。

  ロバーツ委員長は、貿易協定を脱退すれば税制改革が米経済にもたらすと期待される恩恵の一部が相殺されるだろうと主張。「大統領のこうした取り組みはラストベルト(斜陽化した中西部と北東部の重工業地帯)を助けるためのものであり、それは問題ない」としながらも、貿易相手国から輸入した部品を使い米国内で製品を組み立てれば、双方の国で雇用創出につながり、米国の利益に寄与すると述べ、「貿易は国家安全保障の手段の一つだ」と指摘した。

原題:Trump’s Trade Policies Raising Concerns in GOP, Roberts Says (1)(抜粋)

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