米ベライゾン社債が上昇-税制改革でレバレッジ解消が進むとの観測

  • キャッシュフローが最大40億ドル増加するとの見通し示す
  • ベライゾンは資金をバランスシートの強化に充てる方針

米携帯電話サービス最大手、ベライゾン・コミュニケーションズの社債価格が23日に上昇。税制改革に伴い、キャッシュフローが最大40億ドル(約4400億円)増加するとの見通しを示したことが手掛かり。

  ベライゾンは新税制の下で生まれる資金をバランスシート強化に充てる方針を明らかにしており、クレジットサイツのアナリスト、リンゼー・ギボンズ氏によれば、これは債務の一部を返済することを意味する可能性がある。債券価格報告システムのトレースによると、ベライゾンの2049年償還債(クーポン5%)は同年限の米国債に対するプレミアム(上乗せ利回り)が4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し189bp。額面1ドルに対し103.504セントと102.685セントから上昇。

  ベライゾンのマット・エリス最高財務責任者(CFO)は、新税制の下で「債務返済ペースを若干速めることができるのは確かだ」とこの日の電話会議で語った。同社の広報担当ボブ・バレトニ氏は、「A」レベルの格付けを得る目標に向け「良好な軌道」にあると説明した。S&Pグローバル・レーティングによる現在の長期発行体格付けは「BBB+」。

  ベライゾンは同業のTモバイルUS、AT&Tとの競争に直面している状況だが、ベライゾンはこの日、2018年の設備投資が170億-178億ドルと昨年実績の172億ドル前後の水準になるとの予想を明らかにした。

原題:Verizon Bonds Climb as Tax-Cut Boon May Reduce Debt Leverage(抜粋)

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