米セーフガード発動、NAFTA再交渉に影響も-脱退の脅しに重み

  • 23日からのNAFTA第6回会合でカナダとメキシコへの圧力増す
  • トランプ大統領がダボス会議や一般教書演説でさらに踏み込む可能性

トランプ米大統領が緊急輸入制限(セーフガード)発動に踏み切ったことにより、北米自由貿易協定(NAFTA)が米国の利益になるように改定されなければ脱退するという同大統領の警告の重みが増す可能性がある。

  トランプ政権は22日、国内産業保護のため太陽光パネルと洗濯機へのセーフガードを発動し、新たな関税を課すと表明。トランプ大統領は貿易障壁構築へと大きく一歩踏み出した。これは、23日からのカナダ・モントリオールでのNAFTA再交渉第6回会合での協議に影響を及ぼす可能性がある。NAFTA脱退を繰り返し警告してきたトランプ大統領が今回、アジア諸国への警告を実際に行動に移したため、カナダとメキシコの交渉担当者も一段の圧力を感じざるを得ない。

  ロイヤル・バンク・オブ・ カナダ(RBC)ドミニオン・セキュリティーズのカナダ金利戦略責任者、マーク・チャンドラー氏は23日のリポートで、「NAFTA再交渉への圧力は若干強まる可能性がある」と指摘。セーフガードはアジアの貿易相手国を狙ったものだったが、トランプ大統領は26日の世界経済フォーラム(WEF)年次総会での演説や、30日の一般教書演説でさらに踏み込む可能性があるとの見方を示した。

原題:Trump Swings Into Action on Trade, Adds Edge to Nafta Talks (1)(抜粋)

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