きょうの国内市況(1月23日):株式、債券、為替市場

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●日本株はバブル後高値、IMF上方修正と米閉鎖解除-日銀緩和維持も

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  東京株式相場は3日続伸し、主要株価指数はバブル経済崩壊後の最高値を更新。国際通貨基金(IMF)が世界の成長率予想を上方修正し、暫定予算の大統領署名で米国政府機関の閉鎖が解除されたことも好感された。日本銀行が金融緩和政策を維持したこともプラス材料。

  電機や機械など輸出株、その他金融や証券など金融株、不動産や情報・通信株など幅広い業種が買われ、東証1部の33業種中、32業種が高い。

  TOPIXの終値は前日比19.15ポイント(1%)高の1911.07と1991年6月以来、26年7カ月ぶりの高値を更新。日経平均株価は307円82銭(1.3%)高の2万4124円15銭と同年11月以来の高値となった。

  しんきんアセットマネジメントの鈴木和仁シニアストラテジストは、IMFの上方修正は「米国トランプ減税の効果が入ったため。予想外というわけでもないが、あらためて確認されたことで安心感が高まった」と指摘。米暫定予算の成立延期でもたついた前日の反動と考えれば、「倍返しで戻ってきている。投資家心理がだいぶ良くなっている裏返し」とみていた。

  東証1部33業種は不動産、その他金融、精密機器、ガラス・土石製品、食料品、証券・商品先物取引、情報・通信など32業種が上昇。下落は石油・石炭製品の1業種。上昇率トップの不動産は、17年の首都圏のマンション平均価格が27年ぶりの高値となり、野村証券では首都圏、大阪とも当面高めの市況が続くとの予想を維持した。

  売買代金上位では、北米で映画「ジュマンジ」が好調のソニーのほか、任天堂や日本電産、三菱地所、資生堂、昭和電工が高い。クレディ・スイス証券が投資判断を「アウトパフォーム」に上げたネクソンは急伸。半面、女性専用シェアハウスを運営する不動産会社を巡る報道を受け、住宅ローンビジネスへの懸念をJPモルガン証券が指摘したスルガ銀行は続落した。

  東証1部の売買高は14億1512万株、売買代金は2兆7548億円、代金は前日から16%増えた。値上がり銘柄数は1649、値下がりは346。

●債券は上昇、日銀政策据え置きで先物に買い戻し圧力-長期金利も低下

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  債券相場は上昇。日本銀行がこの日の金融政策決定会合で、現行政策の据え置きを決めたことを受けて安心感が広がったことなどを背景に、先物市場で買い戻しの動きが強まった。先物高を受けて、長期金利も低下した。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比1銭高の150円38銭で取引を開始。午後0時14分前後に日銀会合の結果が発表されると、午後の取引開始後から水準を切り上げ、一時150円48銭まで上昇。結局は10銭高の150円47銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「年明けから日銀の政策変更や正常化に向けた警戒感が外国人投資家を中心にあった可能性がある。そういったところの買い戻しが先物に若干入ったとみられる」と指摘。「特に大きくここから利回り低下が進むという感じではないが、日銀の姿勢を確認ということで利回り上昇も限られる」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.075%で寄り付き、午後は0.5ベーシスポイント(bp)低い0.07%まで買い戻された。

●ドル・円、日銀発表巡り上下に振れる-黒田総裁発言で一時111円台も

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場は小幅ながら上下に振れる展開だった。円が日本銀行の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を手掛かりに一時上昇した一方、黒田東彦総裁が会見で金融緩和からの出口検討を否定したことを受け下落するなど、売り買いが交錯した。

  ドル・円は午後5時2分現在、前日比0.1%高の1ドル=110円97銭。正午過ぎに日銀が金融政策と展望リポートを発表した直後には、一時110円56銭まで円高に振れた。午後の取引終盤には黒田総裁の発言などを受けて111円18銭まで円安が進む場面があった。

  三菱東京UFJ銀行金融市場為替グループの野本尚宏調査役は、黒田総裁が出口について否定的な発言をしたものの想定内で、ドル・円の上昇余地は限られるだろうと予想。今年のテーマは「どこの中銀が新たに出口に向かうか」で、欧州中央銀行(ECB)が先んじるとみられる中で、日銀が一歩を踏み出す兆候がいつ出るかについて関心が高い状態が続きそうと話した。

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