米国がトップ10圏外に、韓国は首位堅持-18年のイノベーション番付

  • 米国は9位と前年の11位から後退-日本は6位と1つ順位を上げた
  • シンガポールが3位に躍進-中国は2つ順位を上げ19位

Light trails left by moving traffic run along a road in this long exposure photograph taken in the Yeouido financial district at night in Seoul, South Korea.

Photographer: SeongJoon Cho/ Bloomberg

シリコンバレーが後退し、韓国が首位を守った。

  2018年のブルームバーグ・イノベーション指数で、ハイテク企業の集積地シリコンバレーを擁する米国が6年ぶりにトップ10から外れた。首位は韓国、2位はスウェーデンで、いずれも17年と変わらず。

  同指数は研究開発(R&D)支出やハイテク上場企業の集中度などを含めた7つの基準に基づきランクを決めている。韓国の首位は5年連続。

  米国は前年の9位から11位に後退。大学などでの第3期教育の効率における低迷が主な要因。生産性は改善されたが、付加価値製造業の落ち込みなどマイナス要因の方が大きかった。

  ワシントンに拠点を置く情報技術・革新財団(ITIF)のロバート・アトキンソン理事長は「このトレンドが今年限りであることを示唆する証拠はない。米国以外の国はR&D関連の税優遇改善や研究のための公的支出増大、テクノロジーの商業化を促すためのファイナンス拡大などの十分な予算を投じた抜け目のないイノベーション政策で対応している」と指摘した。

  シンガポールは3位に躍進。ドイツは4位、スイスは5位、フィンランドは7位に後退した。フランスは前年の11位から9位とトップ10入り。日本は6位と、前年から1つ順位を上げた。イスラエルは10位と前年から変わらずだが、R&Dで韓国を唯一上回った。

  中国は2つ順位を上げ19位。トップ50に復帰したのが南アフリカ共和国とイラン。前回50位以内だったのは両国ともに14年。トルコは4つ順位を上げ33位。第3期教育の効率性や生産性などが向上した。

  18年のランキングは200以上の国・地域を対象に始まった調査に基にしたもので、調査内容の詳細はここをクリック(英語)。

原題:South Korea Tops Global Innovation Ranking Again as U.S. Falls(抜粋)

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