著名投資家はテクノロジー、エネルギー銘柄に注目-バロンズ円卓会議

  • サムスン電子、マイクロン・テクノロジー、アプライドなど選好
  • コモディティーは「非常に安い」とガンドラック氏

ウォール街で最も影響力のある投資家の一部は、強気相場が続く中でエネルギーとテクノロジー株に注目している。

  米紙バロンズの2018ラウンドテーブル(円卓会議)討論の一環で注目銘柄を尋ねられたダブルライン・キャピタル共同創業者のジェフリー・ガンドラック氏や、ゴールドマン・サックスのシニア投資ストラテジストのアビー・ジョセフ・コーエン氏、デルファイ・マネジメント創業者のスコット・ブラック氏、その他討論に参加した投資家は、波に乗るテクノロジーとエネルギー業界で利益を上げる企業を取り上げた。米国株が記録的な高値に達し、バリュエーションは高いかもしれないものの、適切なところを見れば依然として掘り出し物が増えていると言う。

  討論参加者9人のうち4人は半導体関連の企業に注目。コーエン氏は韓国のサムスン電子、ブラックロックは半導体製造装置メーカーの米ラムリサーチを選好した。

  コロンビア・スレッドニードル・インベストメンツで「コロンビア・セリグマン・コミュニケーションズ・アンド・インフォメーション・ファンド」の運用を率いるポール・ウィック氏は「人々はいまだに過去にとらわれている。半導体装置製造メーカーは変動が激しく好ましくないビジネスという1995-2000年当時の考えを引きずったままだ」とコメント。同氏はマイクロン・テクノロジーを挙げ、「半導体業界の変動は実際かなり小さくなった」と述べた。

「強力なトレンド」

  エポック・インベストメント・パートナーズの共同最高投資責任者(CIO)、ウィリアム・プリースト氏は、アプライド・マテリアルズが「われわれがきょう話題に取り上げている、全ての強力なトレンドの中心にいる。人工知能(AI)は、業界全般にわたってテクノロジーの影響が高まりつつある」と語った。

  コーエン氏はまた、オクシデンタル石油にも注目。コモディティー価格が上昇し、エネルギー業界が税制改革の恩恵を受ければ、利益が伸びる可能性があるとみている。同社を「石油探査・生産業界のニッチプレーヤー」とみるコーエン氏は、バランスシートの改善や中流の化学事業での存在感、配当利回りによって株価が押し上げられる可能性があると述べた。 

  また、ガンドラック氏はバロンズに対し、「コモディティー価格は全般的に極めて安い」と指摘。同氏は上昇する原油相場に慎重に賭ける手段として、エネルギー関連のマスター・リミテッド・パートナーシップ(MLP)を保有するクローズド・エンド型ファンド「トータス・MLP・ファンド」の株式を選好。同ファンドの利回りは9%に近い。
          
原題:Tech, Energy Bright Spots for Stock Pickers: Barron’s Roundtable(抜粋)

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