シャドーバンキング依存の中国不動産、窮地に陥る公算-銀行規制強化

  • 中国当局は影の銀行の抜け穴封じ策を次々と講じている
  • 不動産セクターにおける影の銀行資金は16年末で約190兆円-UBS

中国当局が銀行業界のリスク抑制に取り組んでいる影響が、ここ数年シャドーバンキング(影の銀行)商品からの資金調達に依存してきた不動産業界に波及する見通しだ。

  中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は今月に入って、市中銀行の委託融資業務規制を強化。昨年12月には、銀行が後ろ盾となっている信託資金による不動産投資を禁止しており、影の銀行の抜け穴封じ策を次々と講じている。規制当局はシステミックな危険低減と、よりリスクの高い分野への資金流入抑制を今年の優先課題に据えている。

  不動産に流れ込んでいる影の銀行資金に関する公式データは更新されていないが、最新の推計値は巨額だ。UBSグループの中国経済調査責任者、汪涛氏のリポートによると、不動産セクターにおける影の銀行資金は2016年末で推計11兆元(約190兆円)。銀行融資は7兆元だったという。同氏は13日のリポートで、不動産投資の伸びが今年鈍化するとの見通しをあらためて示した。

  みずほセキュリティーズアジアの不動産アナリスト、アラン・ジン氏は「シャドーバンキング資金への締め付けは特に中小の不動産開発会社に打撃を与えるだろう」と述べた。

Whereabouts of China's $4 Trillion WMPs

Source: China Wealth Management Industry Report

Data as of June 2016


原題:China Curbs to Pinch Developers Addicted to Shadow Bank Funding(抜粋)

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