ドルは110円後半、米政府閉鎖の影響限定的-ユーロ堅調

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  • ドルは朝方110円53銭まで下落後、午後に一時110円90銭まで上昇
  • 市場は23日の日銀発表や25日のECB会合に焦点移行-ソシエテ

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半で推移。米暫定予算の期限切れに伴う政府機関の一部閉鎖を受けてドル売りが先行した後、短期つなぎ予算成立への思惑などから買い戻しが入った。週内の日本銀行金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)金融政策委員会を見極めたいと慎重姿勢も強い。

  ドル・円相場は22日午後3時現在、前週末比ほぼ変わらずの110円80銭。朝方に110円53銭まで下落した後、徐々に水準を切り上げ、午後には一時110円90銭まで上昇した。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は同時刻現在、ほぼ変わらずの1135.79。

  ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長は、「米政府機関の閉鎖があり、ドルは動きづらい。米暫定予算の採決の票読みは難しく出たとこ勝負。1~2日延びたからといってリスクオフに行く感じではない。米国株は強含み。オバマ政権時の政府閉鎖事例・反応を見てもショックはそれほど大きくなかった」と説明。「市場は23日の日銀発表や25日のECB会合に焦点が移っている。ドルの売買より円やユーロの方が軸足になりそう。今週のドル・円は111円50銭を中心に上下1円程度のレンジを見込んでいる」と語った。

  米上院の与野党は21日、暫定予算案や移民問題などで合意に至らず、政府機関閉鎖は3日目に突入することになった。

米議会の暫定予算協議に関する記事はこちらをご覧下さい。

  今週は22、23日に日銀金融政策決定会合、25日にECB政策委員会が開催される。いずれも金融政策は据え置きが見込まれている。

  ソシエテ・ジェネラル銀の鈴木氏は、「日銀は緩和姿勢をしっかり表明できるのか。黒田総裁がリバーサルレートに言及し、国債買いオペ減額を引き金に今後の日銀政策の微修正への思惑が出ている。火消しができるのかが焦点」と指摘した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.1%高の1ユーロ=1.2232ドル。一時は1.2275ドルまでユーロ高・ドル安に振れた。ドイツ社会民主党(SPD)は21日の党大会で、メルケル首相との正式な連立交渉開始を支持。欧州最大の経済規模を持つドイツの政治的な不透明感が後退したことを背景に、ユーロ買いが優勢となった。

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