トランプ氏と中国の貿易衝突、政権2期目に脅威本格化か-決定迫る

  • 昨年恐れていた事態が今年起きる可能性-ドイツ銀行
  • 中国の昨年の対米貿易黒字は2758億ドル-ブルームバーグ推計

トランプ米大統領が貿易問題を巡って中国に断固とした態度で臨むという脅威がレトリックから現実のものとなるかどうか。来月はそれを測る重要な月となる。

  鉄鋼輸入に新たな関税措置を講じるかどうかを決定する時期が近づいている。アルミニウムや太陽光パネルなど、トランプ大統領の執務机には今、中国を標的とした貿易に関する決定待ちの事項が数多く積み上げられている。トランプ氏は就任1年目、選挙戦中に掲げていた中国に対する懲罰的な措置を実行に移さなかった。

  ドイツ銀行の経済担当グローバル責任者、マイケル・スペンサー氏(香港在勤)は、アジアは依然として輸出志向が非常に強いとして、「地政学的分野を除けば、貿易関連の脅威が恐らくわれわれの直面する最大の外的リスクだ」と指摘。「昨年われわれが恐れていた事態が今年起きる可能性」に言及した。

  中国税関総署のデータを基にしたブルームバーグ推計によれば、中国の昨年の対米貿易黒字は2758億ドル(約30兆5000億円)に拡大した。

  米中ビジネス評議会(USCBC)のバイスプレジデント、ジェイコブ・パーカー氏は、トランプ大統領が30日に行う初の一般教書演説が、貿易問題で政権がこの1年で講じようとしている対策を打ち出す機会になるとみている。

原題:Trump-China Trade Clash Fears Flare Anew One Year Later (1)(抜粋)

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