米銀行監督当局、レバレッジ比率規制の緩和案取りまとめ-関係者

  • 劇的な資本水準引き上げ要件の重要部分を緩和の用意
  • オバマ時代任命のトップ率いる連邦預金保険公社は見直しに反対

米連邦準備制度理事会(FRB)は金融危機後の大手銀行に対する劇的な資本水準引き上げ要件について、その重要部分の緩和に取り組んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、ウォール街の一部大手銀にとって数十億ドルの資本が自由になる可能性がある。

  関係者2人が匿名を条件に語ったところによると、FRBのスタッフは最近の各国規制当局間の合意に足並みをそろえるため、レバレッジ比率規制を見直している。ただ、FRBのこうした取り組みは、オバマ前大統領に指名され留任しているマーティン・グルエンバーグ総裁が率いる連邦預金保険公社(FDIC)から反対されているという。同総裁は資本規制の見直しは業界を弱めると主張している。

  FRBとFDICの報道官はコメントを控えた。協議に関与している通貨監督庁(OCC)の報道官もコメントを避けた。

  複雑な資本規制は一般にFRBとFDIC、OCCの承認が必要。米銀行監督当局の大部分は、景気促進に向けて銀行融資を制限しないよう規制緩和を訴えるトランプ米大統領から指名されたトップが率いており、FRBのクオールズ銀行監督担当副議長やオッティングOCC長官はトランプ氏が起用した。グルエンバーグ総裁の反対は一時的妨げにとどまる公算が大きく、同総裁の後任には銀行弁護士のジェレナ・マクウィリアムズ氏が指名されており、上院で来週、指名承認公聴会が予定されている。

原題:Fed Said to Be Finishing Proposal to Ease Up on Bank Leverage(抜粋)

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