ヘッジファンドはダイヤ値下がりを予想-ミレニアル世代の動向を懸念

  • ダイヤ価格は今年、最大10%下げる可能性ある-トライベッカ
  • トライベッカのファンドは16年にマリフアナ投資で好成績を達成

A finished pear-shaped diamond is displayed by an employee using tweezers in this arranged photograph at the Shrenuj Botswana Ltd. sightholder office in Gaborone, Botswana.

Photographer: Chris Ratcliffe

ダイヤモンドの値段はさらに下落するとの見通しを、2016年にマリフアナへの投資で世界最高のパフォーマンスを達成したヘッジファンドが示した。

  運用資産5億ドル(約560億円)のトライベッカ・グローバル・ナチュラル・リソーシズ・ファンドの共同運用者であるベン・クリアリー氏(シンガポール在勤)は、ダイヤは若年層の消費者にとって魅力が低下し、人工ダイヤとも競合しているため、価格は今年、最大10%下落する可能性があるとみている。

  クリアリー氏は電子メールで「ダイヤは、永遠にぜいたく品の頂点に君臨し物欲を満たすという考えの基に販売されている」と指摘。「若いミレニアル世代が両親や祖父母のようにこの商品に対して忠誠心を持つかどうか懸念している」と述べた。

  偽物が出回り、紛争地域で採掘された原石を巡って評判が低下している研磨ダイヤは昨年、商品市場で最もパフォーマンスの低い品目の一つだった。コンサルティング会社ベインは昨年12月に発表したダイヤ業界に関する年報で、業界が販売促進に向けて投資を増やさない限り、需要はさらに10年間低迷する可能性があると指摘した。

  トライベッカのファンドの運用成績は16年にプラス145%を記録し、調査会社プレキンが追跡するファンド1万本余りのうち最も高いパフォーマンスを示した。医療用・嗜好(しこう)用マリフアナの合法化により北米でマリフアナ関連商品が恩恵を受けたためだ。クリアリー氏によれば、商品価格の回復に加え、中小規模の資源会社のプロジェクトを生産開始につなげる資金調達案件への投資が15件以上あったことから、同ファンドの昨年の運用成績はプラス25%となった。
  
原題:Millennials Snubbing Diamonds Has Hedge Fund Seeing Slump Deepen(抜粋)

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