HSBCが為替操作の捜査決着で合意、約111億円支払いへ-米司法省

  • HSBCは司法取引の一環として検察と訴追延期合意
  • HSBCの元為替トレーダーに有罪評決、もう1人も訴追対象に

Pedestrians walk past a HSBC Holding Plc bank branch in Ho Chi Minh City, Vietnam.

Photographer: Ore Huiying/Bloomberg
Photographer: Ore Huiying/Bloomberg

英銀HSBCホールディングスは、米司法省による為替レート操作を巡る捜査を決着させる条件として、1億ドル(約111億円)の罰金支払いに同意した。事情に詳しい関係者の1人が明らかにした。捜査の過程で、HSBCの元為替トレーダーが有罪評決を受けたほか、他の元トレーダーの訴追手続きも開始された。

  関係者によれば、HSBCは司法取引の一環として検察と訴追延期合意(DPA)を締結する一方、この件に関与した元トレーダーや他の個人の刑事事件で当局に協力することを約束した。ニューヨーク市ブルックリンの連邦裁判所に18日に提出されたDPA合意文書は、判事の承認が必要。HSBCは向こう3年間にわたって為替操作や他の案件での司法当局の捜査に協力する。

  HSBCの元外国為替グローバル責任者マーク・ジョンソン被告は、外為市場で顧客の注文を先回りする「フロントランニング」に関係する詐欺罪で、昨年10月にブルックリンのニューヨーク東部地区連邦地裁の陪審から有罪評決を受けた。同被告と共に起訴された元欧州為替トレーディング責任者スチュアート・スコット被告は、米国への身柄引き渡しを認める英裁判所の命令を不服として上訴している。

  さらに英銀バークレイズ投資銀行部門のロバート・ボグツキ元ニューヨーク為替トレーディング責任者についても、フロントランニングで顧客を欺くスキームに関与したとして、米検察が訴追手続きを開始した。

  為替操作を巡っては、2015年に5つの金融機関がベンチマーク操作のための共謀で有罪を認め、それぞれ2億-9億2500万ドルの罰金支払いに応じた。

原題:HSBC to Pay $100 Million to End U.S. Currency-Rigging Probe(抜粋)

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