中国GDP、通年ベースで10年以来の加速-前年比6.9%増

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  • 10-12月は6.8%増、エコノミスト予想は6.7%増だった
  • 12月の小売売上高は9.4%増、工業生産は6.2%増

中国経済の成長率は2017年に6.9%となった。通年では10年以来の加速。世界経済を下支えするとともに、中国当局にとっては過剰な借り入れを抑える余地が広がった。

  国家統計局が18日発表した昨年10-12月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.8%増。ブルームバーグ調査の予想中央値は6.7%増だった。17年のGDPは前年比6.9%増。16年は6.7%成長だった。

  昨年12月の小売売上高は前年同月比9.4%増加。市場予想は同10.2%増。工業生産は前年同月比6.2%増。市場予想は同6.1%増加だった。17年通年の固定資産投資は前年比7.2%増。

  成長加速は債務抑制を図る習近平国家主席の取り組みを支える。債務圧縮は貧困の撲滅と汚染防止と並ぶ政府の今後3年の最優先課題。世界経済の勢いが中国の輸出への強い需要をもらしているこの時期は、改革の好機と言える。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行の大中華圏担当チーフエコノミスト、楊宇霆氏(香港在勤)は18日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「マクロ環境と比較的穏やかなインフレ圧力、かなり堅調な成長モメンタムは改革の前進に強い追い風だ」と語った。

  ブルームバーグのチーフアジアエコノミスト、トム・オーリック氏(北京在勤)は「反転というのは強すぎる言葉だ」として、「まだ債務の山があるし対処すべき構造問題もある。しかし16年序盤にあったハードランディング懸念と年初の顕著な減速見通しと比べると、17年は好調だった」と話した。

  政府支出を一部含む消費が17年の成長率に58.8%寄与し、中国経済の大きな柱となった。純貿易の寄与は実質ベースで約0.4ポイント改善。インフレ率の指標であるGDPデフレーターは4.33%だった。

原題:China Posts First Full-Year Pickup Since 2010 on Global Tailwind(抜粋)
China Posts First Full-Year Pickup Since 2010 on Global Tailwind

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