きょうの国内市況(1月18日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続落、2万4000円乗せ後に失速-金融や通信安い、高値警戒も

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  東京株式相場は続落。米国の景気や国内外企業の決算期待から、主要株価指数は一時26年ぶりの高値を更新したものの、朝方の買い一巡後は次第に売り圧力が増大。午後終盤にかけ下落基調を強めた。銀行や保険など金融株、情報・通信株のほか、化学や非鉄金属など素材株も安い。

  TOPIXの終値は前日比13.96ポイント(0.7%)安の1876.86、日経平均株価は104円97銭(0.4%)安の2万3763円37銭。

  富国生命投資顧問の奥本郷司社長は、「昨年10ー12月決算は米国も日本も前提条件が大きく振れず、予想通り良好ということで決着は既に着いている。日本株は正しい時期に業績面を織り込んで推移している」とした半面、「高値警戒感は当然出る。日本だけでなく世界的に株式には強気となっており、投資家が先行きを楽観視していること自体はリスクだ」と話した。

  東証1部33業種は保険、非鉄金属、化学、銀行、卸売、繊維、情報・通信、不動産、陸運など28業種が下落。上昇はゴム製品、その他製品、精密機器、鉱業、電機の5業種。売買代金上位ではみずほフィナンシャルグループや三菱商事、ソフトバンクグループ、東ソーが下げ、大和証券が投資判断を下げた東海カーボン、一部報道の来期営業利益が市場予想を下回ったリコーも安い。半面、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体製造装置銘柄は上昇、工作キット「ラボ」を発売する任天堂、マッコーリーキャピタル証券が判断を強気に上げたブリヂストンも高い。

  東証1部の売買高は18億2075万株、売買代金は3兆5901億円、代金は前日に比べ22%増えた。値上がり銘柄数は371、値下がりは1625だった。

●超長期債が下落、予想下回る30年債入札結果受け-長期債はしっかり

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  債券市場では超長期債相場が下落。この日に実施された30年利付国債入札が市場の予想を下回る結果となったことから、超長期ゾーンに売り圧力が掛かった。一方、長期金利は一時0.09%と半年ぶりの水準まで上昇した後に、買い戻しの動きが優勢になった。

  現物債市場で新発30年物57回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.835%と、4営業日ぶりの水準まで売られた。新発40年物の10回債利回りは1bp高い0.995%に上昇。新発20年物の163回債利回りは横ばいの0.595%で推移した。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「投資家が外債から円債にシフトするという観測もあって一定の需要が見込まれていた中で、30年債入札は比較的しっかりした結果を予想する声があったが、やや低調に終わった。超長期ゾーンがさすがに反応した」と指摘。一方、「長期金利は朝方に売られた後の締まり方が驚きだった。下値が堅いとみて買い戻しが入っている」と言う。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは0.5bp高い0.085%で寄り付いた後、一時0.09%と昨年7月12日以来の水準まで上昇。その後は0.08%まで買い戻された。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比6銭安の150円25銭で取引を開始した後はプラスに転じ、一時は150円38銭まで上昇した。結局は6銭高の150円37銭で引けた。

  財務省が実施した30年利付国債入札の結果は、最低落札価格が99円10銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の99円15銭を下回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.77倍と、前回の4.38倍から低下。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は13銭と、前回の4銭から拡大した。

●ドルは111円台前半、来週の日銀会合警戒が重し-米金利上昇支え

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半で推移。前日の米金利上昇やレパトリ(本国への資金環流)期待などを背景に、ドル買い・円売りが先行。その後は、来週の日本銀行金融政策決定会合を控えて警戒感が残る中、上値が重い展開となった。

  午後3時7分現在のドル・円は前日比0.1%安の111円15銭。朝方の111円前半から、午後には一時111円48銭と、12日以来のドル高・円安水準を付けたがその後は伸び悩んだ。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、ドル・円について、「米税制改革に伴うレパトリのドル買いが意識された。また暫定予算案の成立期待と政府機関閉鎖懸念の後退などもドルの押し上げに寄与した」と分析。半面、22、23日の日銀会合までは、「出口戦略への警戒が完全に払拭されないことや111円台後半では日銀想定レートを上回る水準で3月末までの円買いが手当ができることから実需の売りが予想される」と説明し、上値が重いとの見方を示した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.2204ドル。前日に一時3年ぶり1.23ドル台に乗せた後、反落した。三菱UFJ信託銀の池島氏は、「ユーロは基本的にはスピード調整の動き。ユーロ高に対するけん制は出てきているものの、出口に向かう方向性は変わっていない。その意味で基本的な方向感は上だと思う」と語った。

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