PIMCOフェルズ氏:市場の警戒心欠如を投資家は警戒すべきだ

  • 調整局面入りなら投資家の一斉脱出で相場下落を加速の恐れも
  • PIMCOは高利回り社債のエクスポージャーを減らしている

世界有数の資産運用会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は市場に警戒心がないことを投資家は警戒すべきだと指摘した。

  世界の株式投資家は今年、少なくともこの30年で最も幸先の良いスタートを享受しており、現金ポジションを減らして高リスク資産により多くの資金をつぎ込んでいる。しかし、この強気相場が以前の予想よりもはるかに長く続くと多くの人が予想している時に、PIMCOは今こそ慎重になる必要があると主張する。

  PIMCOの世界経済顧問、ヨアヒム・フェルズ氏は17日、カリフォルニア州ニューポートビーチでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「警戒心がなくなったという事実がわれわれの懸念する主な理由だ」と発言。「これは大多数の投資家が現在、ほぼ十分に投資し尽くしているため、調整局面入りすれば市場から抜け出そうとして相場下落を加速させることを意味する」と説明した。

  フェルズ氏は、恐らく金利は多くの人々が予想するよりも速いペースで上昇し、米国債利回りを押し上げるだろうと分析。また、インフレ加速の可能性があると示唆し、債券ポートフォリオでのインフレ連動債の「オーバーウエート」ポジションを引き続き勧めている。PIMCOは既に社債、特に高利回り債は株式と相関性が高い資産クラスであり、近く売却の動きが生じるかもしれないとして、エクスポージャーを減らしている。

  フェルズ氏は、「相場の大幅上昇があり、まだ上げているが、今こそ慎重になるべき時だ」と語った。

原題:Pimco Says Lack of Fear in Markets Means You Should Be Worried(抜粋)

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