NAFTA再交渉で募る自動車部品サプライヤーの不安-GMと対照的

  • 部品メーカーは「神経質になっているはずだ」-デンソーのフォイ氏
  • GMは「適応性に優れている」-バーラCEO

北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を巡り自動車業界の幹部にどれくらい不安かを尋ねてみると、米自動車メーカー最大手のゼネラル・モーターズ(GM)よりも部品サプライヤーから厳しい答えが返ってきた。

  パワートレイン(駆動装置)や自動運転システムの大手サプライヤーであるデンソー・インターナショナル・アメリカのビル・フォイ上級副社長は17日、自動車部品メーカーは「かなり神経質になっているはずだ」と指摘した。

  北米最大の自動車部品サプライヤー、マグナ・インターナショナルは先週、実用的な貿易協定を失えば「誰にとっても不利になる」と警告。車両の軽量化につながる部品を供給するシロー・インダストリーズは、メキシコから生産移管が必要な場合の緊急対策の策定に6カ月を費やしたことを明らかにした。

  一方、GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は楽観的な印象だ。デトロイトで16日開かれたドイツ銀行のコンファレンスで同CEOはアナリストに対し、米国とメキシコ、カナダ間の貿易協定の修正により、「米国内の雇用に直接影響を及ぼすであろう意図しない結果が生じる可能性があることを認識するため、われわれは政府と極めて建設的な対話を行い、十分に理解した」と述べた上で、GMは「適応性に優れている」と語った。

  3カ国間の貿易総額の約2割を占める自動車は、最もリスクにさらされている産業の一つに数えられる。
         
原題:GM’s Composure Contrasts With Suppliers Fretting Over Nafta (1)(抜粋)

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