【米国株・国債・商品】株が最高値更新-税制改革巡る期待で

更新日時
  • ダウ平均は300ドル余り上げ、終値で2万6000ドル超える
  • NY原油は反発、OPECが減産目標を順守

Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE).

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

17日の米株式相場は上昇し、主要指数は最高値を更新した。企業は引き続き、税制改革が今年の利益を押し上げるとみている。一方、議会が政府機関閉鎖を回避するとの観測が広がる中で米国債は下落した。

  • 米国株は上昇、主要指数は最高値を更新
  • 米国債は下落-10年債利回り2.59%
  • NY原油は反発、OPECが減産目標順守
  • NY金は続伸、ビットコイン下落でETF通じた金保有が急増

  S&P500種株価指数は11月以降で最大の上げ。またダウ工業株30種平均は300ドル余り上げ、終値で初の2万6000ドル超えとなった。半導体株が上げを主導し、ナスダックの主要指数も最高値を更新した。

  S&P500種株価指数は前日比0.9%高の2802.56。ダウ工業株30種平均は322.79ドル(1.3%)上げて26115.65ドル。ナスダック総合指数は1%上昇の7298.28。ニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.59%。 

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。石油輸出国機構(OPEC)加盟国による減産目標の順守が昨年12月は125%となり、生産削減への強い決意が示された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前日比24セント(0.4%)高の1バレル=63.97ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は23セント上げて69.38ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ビットコインが昨年12月初め以降で初めて1万ドルを割り込んだのに伴い、金連動型上場投資信託(ETF)の「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」の資産はほぼ5年ぶりの高水準となった。ニューヨーク時間午後2時23分現在、金スポット相場は前日比ほぼ変わらずの1オンス=1337.66ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%高の1339.20ドルで終了した。

  この日の株式市場は税制改革が特に材料となった。金融株が高い。バンク・オブ・アメリカ(BofA)の決算では利益が市場予想を上回った。また同行は、米税制改革は将来におけるコスト削減の圧力を和らげプラスに働く可能性があるとの見方を示した。
 
  アップルも上昇。同社は税制改革法の施行に伴い、国外に滞留させている巨額の資金を本国に戻し、約380億ドル(約4兆2000億円)の税金支払いを見込んでいると発表。また今後5年間に300億ドルを国内設備に投じるほか、2万人の雇用を新規に創出する計画も明らかにした。

  ハリス・ファイナンシャル・グループのマネジングパートナー、ジェイミー・コックス氏は「市場は主要セクターにおける税制改革の真の影響を見極めようとしている」とし、「特に金融業界はこのところ、決算における繰り延べ税金資産の報告で注目されている。多くの人は繰り延べ税金資産の扱いについて誤解し、正しく理解していないと考えられる。多くは、金融機関が現在計上している巨額の損失が税制改革によるものだとみており、税制改革が今から3四半期後の最終損益にどの程度影響を及ぼすのかあまり明確に把握できていない」と述べた。

原題:Stocks Soar to Records on Earnings Enthusiasm: Markets Wrap(抜粋)
OPEC Discipline Arrests Crude Oil’s Fall From Three-Year High
Bitcoin Sag Lifts Gold ETFs as iShares Assets Fly to 5-Year High

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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