きょうの国内市況(1月17日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株3日ぶり反落、米国の政策停滞懸念と商品安-銀行、資源下げる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は3営業日ぶりに反落。米国の政策停滞懸念や原油など国際商品市況の下落が嫌気された。銀行や鉄鋼株が下げ、石油や鉱業、商社、非鉄金属株など資源セクターも安い。ビットコインの急落で、仮想通貨関連銘柄は軒並み売り込まれた。

  TOPIXの終値は前日比3.43ポイント(0.2%)安の1890.82、日経平均株価は83円47銭(0.3%)安の2万3868円34銭。

  ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「経済状況が良好とあって、4ー5月まで上昇基調はキープされるだろうが、先高観がかなり織り込まれた相場である上、そろそろミクロのニュースも出てくることから、この時期は往来相場になりやすい」と言う。米国、日本株双方の足元の上昇ピッチが速いとし、「日本銀行の金融政策を巡る金利・為替動向や企業業績といったリスク要因を見極めるタイミングが早めにきている」との認識も示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉄鋼、鉱業、銀行、海運、非鉄金属、医薬品、卸売など23業種が下落。上昇は機械、食料品、陸運、保険、その他製品、輸送用機器など10業種。売買代金上位では、CLSAアジアパシフィック・マーケッツが投資判断を下げたファナック、仮想通貨の急落が響いたSBIホールディングスやGMOインターネットが安い。半面、SMBC日興証券が目標株価を上げたTDK、大和証券が目標株価を上げた日本M&Aセンターは高い。

  東証1部売買高は15億4140万株、売買代金は2兆9365億円。値上がり銘柄数は620、値下がりは1381だった。

●債券下落、日銀オペ結果受け先物や中期債に売り圧力-30年入札も重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。日本銀行が実施した中期ゾーンの国債買い入れオペの結果が需給の緩みを示す内容となり、先物や中期ゾーンを中心に売り圧力が強まった。30年債入札を翌日に控えていることも相場の上値を抑制する要因となった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比1銭安の150円42銭で取引を始め、午前は前日終値を挟んでもみ合った。午後は売り優勢の展開となり、結局12銭安の150円31銭と、日中取引ベースで昨年10月以来の安値で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「30年入札に対する警戒感が多少ある上、オペはやや売り圧力の強い印象を受ける結果となり、先物が下げ幅を拡大した。中期金利が上昇すると10年まで波及する」と指摘。「入札はそれほど心配してないが、世界経済の回復見通しから主要国の債券は上値が重く、利回り低下を見込みづらい環境だ」と言う。

  現物市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは午後に入って、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.08%で取引を始め、同水準で推移した。新発5年物134回債利回りは0.5bp高いマイナス0.085%で開始後、マイナス0.08%に上昇した。新発2年物384回債利回りは1bp高いマイナス0.13%まで売られた。

  日銀はこの日、残存期間1年以下と1年超5年以下の国債買い入れオペを実施した。オファー額は1年以下が500億円、1ー3年は2500億円、3-5年は3000億円と、いずれも前回から据え置き。応札倍率は1-3年が3.93倍、3-5年は4.03倍と、前回を若干下回ったが高水準で推移した。3-5年の平均落札利回り差は0.005%だった。

●ドル・円は110円台後半に反発、心理的節目控えドルの買い戻し強まる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=110円台後半に反発。ドル売り主導で4カ月ぶり安値を更新した後は、110円の心理的節目を控えて買い戻しの動きが強まった。欧州中央銀行(ECB)の金融政策正常化への期待を背景に、ユーロは対ドルで一時約3年ぶりの1ユーロ=1.23ドル台に乗せたが、その後下落に転じた。

  午後3時47分現在、ドル・円相場は前日比0.3%高の110円81銭、ユーロ・ドル相場は0.1%安の1.2244ドル。午前はユーロ・ドルが2014年12月以来の水準となる1.2323ドルまで上昇したのを受けてドルが全面安となり、ドル・円は一時110円19銭と昨年9月15日以来の安値を更新。その後ドル売りが一服すると、午後には110円93銭まで買い戻された。

  NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)は、「短期勢主導でドル売りになったが、ユーロ・ドルの1.23ドル乗せで達成感が出たことやECBによるユーロ高けん制への警戒、ドル・円が110~115円のレンジ下限に迫ったことに伴う国内勢の買いへの警戒もあり、ショートカバーでドルが戻してきた」と説明。ドル・円については、「ドル安・円高の流れそのものは変わっておらず、目先は111円前半まで反発できるかが鍵だ」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE