米国債市場で利回り曲線フラット化再開、逆イールド実現も視野に

  • 2年債と10年債のスプレッド、9日の拡大後はフラット化続く
  • 5年債と30年債のスプレッド、10年ぶり低水準を記録

2018年の米利回り曲線の大幅なスティープ化は1日持つのがやっとだった。

  2年債と10年債の利回り差(スプレッド)は1月9日に16年以降では最も大きく拡大したが、その後はフラット化が続いている。一方、5年債と30年債のスプレッドは16日に10年ぶりの低水準の47.2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を付け、BMOキャピタル・マーケッツのストラテジストらが年内実現を予想する逆イールドに向かう途中の「戦場」と見る50bp水準を下回った。

  米10年債利回りは17年初め以来のピークである2.63%に到達せず、債券市場が弱気相場入りするとの見方は先週、急速に後退した。また、インフレの兆候を受けて2年債利回りは08年9月以降で初めて2%台に上昇。トレーダーの間では連邦公開市場委員会(FOMC)が予測するペースで利上げが行われる余地があるとの見方が広がっている。

  BMOのイアン・リンジェン氏とアーロン・コーリ氏は16日付のリポートで、2年債利回りは18年が長短金利逆転の年になるという同社の予想に救いとなっていると指摘。米金融当局は「タームプレミアムの復活が見られるかどうかにかかわらず、実際のデータに大きな落ち込みが無い限り、引き締めキャンペーンを続ける」と予想した。

原題:Inverted Yield Curve Is In the Air as Flattening Takes the Reins(抜粋)

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