今年のダボス会議、トランプ米大統領とセクハラ告発問題が話題独占か

  • トランプ氏、米大統領としてはビル・クリントン氏以来初の出席
  • 世界経済フォーラムは初めて共同議長全員を女性で構成

スイスのダボスで来週開催される世界経済フォーラム(WEF)年次総会には、実業界の大物や世界を駆け回る資本家、政治家などいつもの顔触れがそろうが、出席者の1人であるトランプ米大統領が話題をさらうことはほぼ確実だ。

  現職米大統領としてはビル・クリントン氏以来初のWEF年次総会(ダボス会議)参加となるトランプ氏は、ムニューシン財務長官やコーン国家経済会議(NEC)委員長らを含む代表団を率いて大統領専用機エアフォース・ワンで現地入りする。会議最終日に演説を予定するトランプ大統領は、世界で最も影響力ある聴衆らを前に「米国第一」の経済・外交政策を提唱する機会を得る。

  WEFの創設者クラウス・シュワブ氏は16日のジュネーブでの記者会見で、テロや環境悪化など世界が抱える難題への対処の必要性を踏まえれば、年次総会に「トランプ大統領を迎えることは絶対必要だ」と述べ、「孤立した形で解決できる世界的産業問題や地域問題はない」と指摘した。

トランプ米大統領

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  一方で同フォーラム主催者らは、トランプ大統領の存在が総会の他のテーマへの関心を過度にそらす要因にならないよう期待している。こうしたテーマにはセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)やジェンダー間の根強い不平等などがある。今年の総会では初めて、共同議長が全て女性で占められ、IBMのジニ・ロメッティ最高経営責任者(CEO)やノルウェーのソルベルグ首相、欧州原子核研究機構(CERN)のファビオラ・ジャノッティ所長らが名を連ねる。

  エンターテインメント業界や政界、メディア界をこのところ揺るがす相次ぐセクハラ告発問題は今年のアジェンダの明らかな重点となる見通しで、この問題を扱うセッションは少なくとも3回予定されている。

Global Elite

Some highlights from the World Economic Forum’s annual meeting in Davos

Source: WEF


原題:Trump Anxiety, Harassment Fallout to Dominate Davos Forum (1)(抜粋)

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