暗号化メッセージアプリのテレグラム、史上最大の新規仮想通貨公開へ

  • 2月までに6億ドルを私募発行、3月に同額を追加公募予定-提案書
  • ビザやマスターカードに匹敵する決済手段の主流になることを目指す

A man is seen as a silhouette as he checks a mobile device whilst standing against an illuminated wall bearing Telegram's logo in this arranged photograph.

Photographer: Chris Ratcliffe
Photographer: Chris Ratcliffe

暗号化メッセージアプリのテレグラムが、史上最大規模の新規仮想通貨公開(ICO)を予定している。ブルームバーグ・ニュースが投資家への提案書を閲覧した。

  それによると、テレグラムは今年2月までに同社の「テレグラム・オープン・ネットワーク」ブロックチェーン(分散型デジタル台帳)で利用する仮想通貨の私募発行を完了し6億ドル(約662億円)を調達する計画。また、3月から6億ドル相当を公募で追加発行するという。

  合わせて12億ドルという規模は、昨年のファイルコインによる2億5700万ドル相当を大きく上回り、過去最大のICOとなる。新興企業は昨年に計40億ドル余りをICOを通じて集めたが、仮想通貨は今年に入って当局による規制強化ないし取引禁止を懸念して急落しており、こうした環境下でテレグラムはICOを実施することになる。

  同社のICOは規模のみでなく、決済手段の主流としての採用を目指していることでも野心的と言える。提案書には、ビザやマスターカードに匹敵する規模やスピードでの取引に耐えられるブロックチェーンを構築する計画が含まれている。テレグラムは発行する通貨「グラム」の2019年1月ないし遅くとも同年末までの上場を想定している。

  テレグラムの最高投資アドバイザー、ジョン・ハイマン氏にコメントを求める電子メールを送付したが、これまでのところ返答はない。

原題:Crypto Junkies’ Favorite Messaging App Planning Biggest ICO Ever(抜粋)

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