【米国株・国債・商品】株が下落、最高値更新後に反転-原油安い

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Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S..

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

16日の米株式相場は下落。一時は取引時間中の最高値を更新するなど大きく上げていたが、原油や金属相場の下げを手掛かりに資源株などに売りが出た。一方、19日以降の政府機関閉鎖の回避を目指し議会が議論を続ける中、米国債は上昇した。

  • 米国株は下落、ダウ平均は一時2万6000ドル突破も午後に反転
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.54%
  • NY原油は下落、過去最高水準のファンド買いで調整リスク警戒
  • NY金は上昇、ドル軟調で-金先物のボラティリティーは2010年以来の低水準

  ダウ工業株30種平均は朝方早くに2万6000ドルを超え、午前中に日中高値となる2万6086.12ドルまで上昇した。S&P500種株価指数は、この日の高値からの下落率が1%を超えた。    

  S&P500種株価指数は前営業日比0.4%安の2776.42。ダウ工業株30種平均は10.33ドル(0.1%未満)下げて25792.86ドル。ニューヨーク時間午後4時47分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.54%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は下落。ヘッジファンドの原油買いが過去最高水準になる中、年初からの価格上昇はそろそろ調整局面に入る頃合いかもしれないとの懸念が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は前営業日比57セント(0.9%)安の1バレル=63.73ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は1.11ドル下げて69.15ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。ドルが主要通貨のバスケットに対して5営業日連続で下落したことが手掛かり。金先物のボラティリティー(30日ベース)は2010年9月以来の水準に低下し、金相場上昇への楽観が強まりつつあることが示唆された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前営業日比0.2%高の1オンス=1337.10ドルで終了した。

  世界経済の同時成長も追い風に株価はこのところ上昇基調にあるが、一部では市場に余りに多くの短期的なフロス(小さな泡)が存在しているのではないかとの見方もある。

  フィデリティ・インベストメンツのグローバルマクロ担当ディレクター、ジュリエン・ティマー氏は「これは市場での哲学的問題になろう。減税による利益押し上げがバリュエーションの点でどの程度の価値となるのか、また1株利益という点でどの程度の価値になるのかということだ」とし、「市場はその答えを見つけ出そうとしているのだろう」と続けた。

  今週はバンク・オブ・アメリカ(BofA)やゴールドマン・サックス・グループといった企業決算のほか、鉱工業生産指数や住宅着工件数などの経済指標の発表が予定されている。  

原題:Stocks Fall, Reversing Gains After Record Surge: Markets Wrap(抜粋)
Crude Retreats as Fund-Buying, Technicals Pose Downside Risks
PRECIOUS: Gold Futures Volatility Slips to Lowest Since 2010

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