ECBビルロワドガロー氏:ユーロ高は不確実性の源、監視が必要

  • 独紙ベルゼン・ツァイトゥングとのインタビューで発言
  • 9月以降の政策を巡るシナリオは「純粋な臆測」にすぎず

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、フランス中銀のビルロワドガロー総裁は16日、ユーロの最近の上昇は不確実性の源であり、インフレを押し下げかねないため監視が必要だと述べた。

  ビルロワドガロー総裁は独紙ベルゼン・ツァイトゥングとのインタビューで、ECBが景気刺激策の円滑な終了を成し遂げるとの確信を示した。また、少なくとも9月までとする現時点の終了日以降の刺激策の行方に関するいかなるシナリオも「純粋な臆測」だと退けた。

  同総裁は「最近の為替レートの変化は不確実性の源であり、輸入価格を下押しする可能性については監視が必要だ」と指摘。「9月以降に何が起こるかについて当局は何も言っていない。当局の金融政策は市場の期待に左右されない」と付け加えた。

  一部のECB政策当局者の最近の発言を受け、金融引き締めが以前の予想より早まるとの見方が強まり、ユーロは約3年ぶりの高値圏に上昇。今年は対ドルで2%近く値上がりした。

  ビルロワドガロー総裁は、将来の利上げの時期とペースはインフレ見通し次第だと述べ、「正確な時期について当局は前もってコミットしない。インフレ目標達成に向かって実際に前進することが条件となる」と説明した。

原題:Villeroy Says Euro Is Source of Uncertainty and Needs Monitoring(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE