今年の日本株と新興国株式、2000年の再現か-モルガン・スタンレー

  • 新興国株式、年初のパフォーマンス当てにならないとMスタンレー
  • 2000年はMSCI新興市場指数が32%、TOPIXが25%下落

新興国株式が今年も大きく値上がりすると当て込んでいるなら、期待はずれに終わる可能性がある。モルガン・スタンレーのアジア・新興市場株式担当チーフストラテジスト、ジョナサン・ガーナー氏が15日付のリポートで示した見方だ。新興市場の通年の動向を占う上で、年初のパフォーマンスは信頼できる材料にならないと同氏は主張した。

  ベテラン投資家なら、今年の年初に既視感のような感覚を抱くかもしれない。ガーナ-氏率いるモルガン・スタンレーのアナリストはリポートで、今年の新興国市場と日本は「出だし好調で、だんだん難しくなり、ひどい年末を迎えた」2000年のようになるかもしれないと指摘。景気拡大がサイクルの後半に入っていること、世界的に強気な株式市場、中央銀行の政策引き締め、インフレ圧力の上昇を理由に挙げた。

  2000年はMSCI新興市場指数が32%、東京証券取引所のTOPIXが25%それぞれ下落した年だった。今年はMSCI新興市場指数が前年に34%上昇した勢いを継続し、年初から5%高。TOPIXは26年ぶりの高値を付けている。

  モルガン・スタンレーは劇的な値下がりを見込んでいるわけではなく、年末の予想はMSCI新興市場指数が15日終値と比べ2.1%、TOPIXが3.4%低い水準だ。アナリストらは新興国株式と金融を除く日本株のバリュエーションについて懸念が広がっていると話している。

原題:Morgan Stanley Sees Deja Vu of 2000 for Emerging, Japan Stocks(抜粋)

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