EU首脳、英国の離脱は撤回可能と相次ぎ示唆-トゥスク、ユンケル氏

欧州連合(EU)の指導者らは、英国のEU離脱撤回がまだあり得るとの考えを示した。メイ英首相が2019年3月に予定するEU離脱を停止するという希望をまだ捨てていないことがうかがわれる。

トゥスクEU大統領(左)とユンケル欧州委員長(右)

Photographer: Dario Pignatelli/Bloomberg

  トゥスクEU大統領は16日、ストラスブールの欧州議会で「英政府が離脱の決定に忠実であり続け心変わりをしないなら、来年3月にEU離脱が現実となり、すべての悪影響がもたらされることになる」と発言。「民主主義に心変わりが許されないのなら、それはもはや民主主義ではない。欧州大陸側の心は変わっていない。われわれの心は依然として英国に向かって開かれている」と述べた。

  ユンケル欧州委員長も同日、欧州議会での証言で「われわれの扉は依然開かれている」とし、「この声が明確にロンドンに届くことを願っている」と話した。両者の発言はEU諸国の間に、離脱選択は英国にとって甚大な誤りであるとともに大陸諸国にとって大きな頭痛の種であり、英国民が政治的な勇気を持てるなら撤回は可能だとの共通認識があることを浮き彫りにする。

原題:EU’s Tusk, Juncker Dangle Hope That U.K. Will Reverse Brexit(抜粋)

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