きょうの国内市況(1月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株26年ぶり高値を更新、円高一服と設備投資期待-FA関連上げる

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  東京株式相場は続伸し、主要株価指数はバブル経済崩壊後の最高値を更新。為替の円高一服、堅調な設備投資統計から企業業績への期待が高まった。電機や機械など輸出株、情報・通信や化学株が上げ、個別ではファナックがTOPIXの押し上げ寄与度1位。SMCは上場来高値を付けた。

  TOPIXの終値は前日比10.35ポイント(0.5%)高の1894.25と1991年6月以来、日経平均株価は236円93銭(1%)高の2万3951円81銭と同11月以来の高値を更新。両指数の高値更新はTOPIXが4営業日ぶり、日経平均は5営業日ぶり。

  東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは、「来週からの業績発表シーズンでは、金利や資源価格の動きに左右されやすいバリュー銘柄より、FA関連や半導体関連など好業績が明らかに見えている銘柄に投資資金が回帰しやすい」との見方を示した。中でもFA関連は、「中国経済が減速せず、グローバルに景況感が良いものの、人手不足の中では企業は生産効率を高める必要があるということは工作機械受注にも表れてきている」と言う。

  東証1部33業種は水産・農林や電機、情報・通信、化学、石油・石炭製品、食料品、機械、輸送用機器など22業種が上昇。下落は鉄鋼や海運、空運、不動産、陸運、銀行など11業種。売買代金上位では、ゴールドマン・サックス証券が経営説明会は前向きな印象としたSUBARU、UBS証券が目標株価を上げたダイフクが高い。これに対し、12月の売上高が低調と受け止められたローム、ジェフリーズ証券が投資判断を下げたIHIは安い。

  東証1部の売買高は13億1817万株、売買代金は2兆4307億円、売買高は前日から7%減った。値上がり銘柄数は972、値下がりは980。

●債券は下落、週内に30年入札控えて需給緩和を警戒-株高・円安も重し

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  債券相場は下落。週後半に30年債入札を控えて超長期ゾーンを中心とした需給緩和に対する警戒感がくすぶっていることに加えて、国内株式相場の堅調推移や円安傾向が強まったことも相まって売り圧力が掛かった。一方、5年債入札の結果はしっかりした内容と受け止められ、買いに転じる場面もあった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比3銭安の150円44銭で取引を開始。その後は5年債入札を控えて徐々に下げ渋る展開となり、午後には一時5銭高の150円52銭まで上昇した。その後は上値が重くなり、結局は4銭安の150円43銭と日中の安値で引けた。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「5年債入札の結果にはそれほどの強さもなく、中期ゾーンは短期的に買い戻し圧力があるもののマイナス金利のため本質的な需要は乏しい」と指摘。加えて、「18日に30年債入札、来週は20年債入札もあり、超長期ゾーンの需給は緩和方向にある。日本株が上昇し、クロス・円の強さを背景にドル・円が下げ止まる中で日本銀行のテーパリングの可能性が意識されやすい面もあった」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.075%で開始。0.07%を付けた後、0.08%まで売られた。新発5年物の134回債利回りは横ばいのマイナス0.08%で寄り付き、午後には入札結果を受けて一時マイナス0.09%と、9日以来の水準まで低下。その後はマイナス0.085%で推移した。

  財務省がこの日に実施した5年利付国債の価格競争入札は、最低落札価格が100円90銭と、ブルームバーグが市場参加者13人を対象に調査した予想の中央値を1銭上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.24倍と、前回の4.38倍を上回り、2013年8月以来の水準となった。

●ドル・円は4カ月ぶり安値付近から反発、ドル安一服で110円台後半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=110円台後半へ反発。全般的なドル安の流れが一服する中、前日の海外市場で4カ月ぶりの水準までドル安・円高が進んだことで、値ごろ感などからドルを買う動きが優勢となった。

  午後3時35分現在のドル・円は前日比0.2%高の110円79銭。朝方は国内輸入企業などのドル買いが指摘され、午前10時過ぎに110円90銭台まで上昇。午後には日本株の上昇も追い風に一時110円98銭まで値を切り上げた。米国が祝日だった前日の海外市場ではドル売りの流れが継続し、ドル・円は110円33銭と昨年9月15日以来の安値を付けていた。

  バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラテジストは、「ドル・円は先週から急激に落ちているが、実際のファンダメンタルズが何か大きく変わった状況ではないので、足元の水準自体に関しては若干ペースが速いというイメージ」と指摘。一方で、テクニカルには主要なサポート水準を割れてきてしまっているため、「まだ下向きのイメージで、110円割れのリスクはある」と話した。

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