米共和党指導部、政府閉鎖回避の取り組み難航-移民問題巡る議論の中

  • 共和党は移民問題と予算法案を切り離そうとしている
  • 民主のシューマー院内総務は共和党と対決するかどうか判断迫られる

米議会共和党指導部は、トランプ大統領が口火を切った移民問題の議論と、19日以降の政府機関閉鎖を回避するための予算法案を切り離そうとしているが、難しい状況にある。

  民主党は、トランプ大統領が幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」を強制送還から保護する案を拒否した上に、先週の議員との会合でアフリカ諸国やハイチの国を「便所のような国」と表現したとされる問題で怒りを巻き起こしたとして、現在の行き詰まりを打開する責任は大統領にあると主張する。民主党は移民法案を予算法案に付加したいと考えているが、共和党のライアン下院議長やマコネル上院院内総務はこれを拒否している。

  ライアン議長は12日、地元ウィスコンシン州のイベントで、「われわれはそれをするつもりはない。付加しようとする」動きがあるが、共和党指導部は賛同しないと述べた。

  暫定予算は19日に失効する。事情に詳しい関係者によると、共和党指導部はさらに2月16日までの政府資金を賄う短期暫定予算案を検討している。同指導部はたとえ週内に共和、民主両党の交渉が足踏み状態から脱却できたとしても、予算の合意案策定には時間が足りないとみているという。

  民主党のシューマー上院院内総務は、移民問題で共和党との対決を選ぶべき時かどうか判断を迫られる。対決は、中間選挙の年に一部政府機関の一時的な閉鎖を招くことを意味する。上院の議席数は共和51、民主49と接近しているため、共和党が予算法案を通過させるためには少なくとも民主党議員9人の支持が必要だ。

原題:GOP Leaders Struggle to Avert Shutdown Amid Immmigration Blow-Up(抜粋)

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