パラジウム価格の上昇、今年も勢い衰えず-自動車向け需要で供給不足

  • パラジウム先物は昨年、主要商品の中で最大の値上がり示す
  • パラジウム不足は12年以降続いている-メタルズ・フォーカス

商品市場で昨年、最高のパフォーマンスを示したパラジウム価格は勢いを失っていない。パラジウムのスポット価格は17年ぶりに過去最高値を更新した。

  パラジウムを排ガス浄化装置に利用する自動車メーカーの需要が拡大する中、2010年以降で最高のパフォーマンスを示した昨年に続きパラジウム価格は上昇。価格は供給不足によって下支えされているものの、値上がりに伴って修正局面に入るリスクが高まっている。

  パラジウム価格は15日に過去最高値の1オンス=1139.68ドルに達した。12日は前日比3.6%値上がりし、01年以来の過去最高値更新となった。

供給不足が拡大

パラジウムは2012年以降、不足している

出所:メタルズ・フォーカス

  調査会社メタルズ・フォーカスのディレクター、ニコス・カバリス氏は「上昇は若干行き過ぎのように見えるが、それは、さらに150ドルか200ドル値上がりしないということを意味するわけではない」と指摘。「東アジア地域の需要が極めて強い」との見方を示した。

  カバリス氏は、昨年の不足分は160万オンスに増加し、12年以降、生産量は消費量を下回っていると指摘。パラジウムはプラチナとニッケルを採掘する際の副産物であるため、不足への対応が難しいとの見方を示した。

原題:Investors Can’t Get Enough of Palladium as Supply Shortage Looms(抜粋)

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