自動車業界に劇的変化、適応せねば死あるのみ-マルキオンネ氏が警告

  • 2025年までにはEVやPHV、燃料電池車が主流になると予想
  • プレミアムブランドと単なる輸送車メーカーのセグメントに分裂も

自動車業界の重鎮の一人、セルジオ・マルキオンネ氏は警告する。自動車の動力や運転、購入はこれから劇的に変化するため、メーカーがコモディティー化しないよう自らを再構築するのに残された時間は10年もない-。

  フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の最高経営責任者(CEO)を務めるマルキオンネ氏は、電動化や自動運転、ライドシェアを巡る技術進化によって消費者の自動車購入が向こう6ー7年以内に変わるとみている。今週の北米国際自動車ショーを前に、デトロイトでインタビューに応じた。業界は名声を保つプレミアムブランドと、テスラやグーグルのウェイモといった新興勢力からの猛攻撃に苦戦する単なる輸送車メーカーといった複数セグメントに分裂するとの予想を示した。

セルジオ・マルキオンネ氏

写真家:Chris Ratcliffe / Bloomberg

  マルキオンネ氏は「自動車メーカーは、ブランドメーカーからの商品にのみ込まれてしまう部分はさっさと切り離す必要がある」と述べた。

  同氏は2時間のインタビューの中で業界の将来について語り、金融危機時の米ゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラーの経営破綻など過去に起きた問題は自らが招いたものだが、現在の混乱は業界外の勢力によるもので、変化は想定以上のペースで進んでいると説明。内燃機関自動車は2025年までに、販売される自動車の半分未満になると予想した。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車に置き換わると予想した。

Powering Up

Electric and plug-in hybrid cars are seen overtaking gas and diesel by 2038

Source: Bloomberg New Energy Finance

  マルキオンネ氏は合併を進めたり、大衆向けセダンから距離を置きスポーツタイプ多目的車(SUV)に集中するなど、従来の考え方にとらわれない人物として知られる。SUV集中は他社が追随している。同氏は来年に退任する予定もあらためて示した。

原題:Adapt or Die Is Marchionne’s Stark Farewell Message to Carmakers(抜粋)

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