カナダ6大銀を米年金基金が提訴、CDOR操作の共謀で損失と主張

  • HSBCとBofA、ドイツ銀も損賠訴訟で提訴された
  • 9行のCDOR操作によりデリバティブ取引で損失とコロラド州基金

コロラド州に拠点を置く米年金基金は、カナダの6大銀行など計9行が2014年までの数年間、デリバティブ(金融派生商品)取引で不正利益を得ようと共謀し、カナダ銀行間取引金利(CDOR)を操作したために損失を被ったとして、損害賠償訴訟を米連邦地裁に起こした。

  コロラド州消防警察年金基金はニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁に12日に提出した訴状で、反トラスト法の一つであるシャーマン法違反や商品取引所法の悪用などの違法行為が約7年にわたり行われたと主張した。

  同基金は集団訴訟の扱いを求めている。提訴されたのはトロント・ドミニオン銀行、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)、ノバスコシア銀行、モントリオール銀行、カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)、カナダ・ナショナル銀行のカナダ6行に加え、HSBCホールディングス、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、ドイツ銀行の外銀3行。いずれの銀行もこの件に関するコメントを控えた。

  約46億6000万ドル(約5170億円)相当の資産を運用するコロラド州消防警察年金基金は訴状で、9行がCDORを操作して低くした結果、投資家はCDORに基づくデリバティブ取引でより多くの額を支払ったか、あるいはより少ない額を受け取ったと訴えた。この違法行為が行われた期間中、同基金は12億ドルのデリバティブ取引を行ったとしている。

原題:Six Canada Banks Accused of Manipulating Derivatives Benchmark(抜粋)

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