コンテンツにスキップする

2440億円の負債抱えた英カリリオンの破綻、取引銀行や債権者に損失へ

  • 主要債権者にはバークレイズやロイズ、RBSなどの銀行が並ぶ
  • カリリオンは金融機関や政府に支援求めた交渉が決裂し清算を申請
A worker arrives at the Arundel Great Court development, operated by Carillion Plc, in London.

A worker arrives at the Arundel Great Court development, operated by Carillion Plc, in London.

Photographer: Jason Alden/Bloomberg
A worker arrives at the Arundel Great Court development, operated by Carillion Plc, in London.
Photographer: Jason Alden/Bloomberg

英建設会社カリリオンが約16億ポンド(2440億円)の負債を抱えて経営破綻した問題で、取引銀行や債券投資家、サプライヤーは損失を被り、株主なども大きな痛手を受けそうだ。

  昨年9月の同社資料とブルームバーグの集計データによると、負債の半分以上は銀行借り入れで、バークレイズやロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)などを含む金融機関からの8億3500万ポンドの融資などが中心。カリリオンはまた、約6億3000万ポンド規模の私募転換社債も発行している。同社の年金積み立て不足は5億8700万ポンドに上る。

  事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に話したところによると、同社のローン債権や社債の呼び値は15日に額面の5%未満だった。

  カリリオンの破綻は、高速鉄道や学校給食調理など幅広い事業で契約する中小サプライヤーや下請け業者にも打撃を与える。同社は金融機関や政府からの支援を取り付ける土壇場の交渉に失敗し、15日に会社清算を申請した。

  銀行は少なくとも昨年9月時点でカリリオンに対して慎重な姿勢を取り始めていた。ロイズとRBSは7-9月(第3四半期)決算でカリリオンに対する融資に絡んで損失を計上したと事情に詳しい関係者1人が当時語っていた。ロイズとRBSの担当者は15日にコメントを控えた。

  清算人のプライスウォーターハウスクーパースは15日の発表資料で、株主が投下資本を「回収する見込みはない」ことを明らかにした。

原題:Carillion Banks Lead Losers as $2.2 Billion Debts Crush Firm (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE