シティ、男女や人種間の賃金格差を公表へ-格差縮小へ昇給実施の方針

  • 米国の大手銀行で初めて、株主のアルジュナ・キャピタルから圧力
  • アルジュナはJPモルガンなどその他8社にも働き掛け

The silhouette of a pedestrian holding a mobile device is seen walking past a Citigroup Inc. bank branch.

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

シティグループは3カ国における男女間および米国のマイノリティーとの賃金格差を調査、公表し、格差縮小に向けた措置を講じると発表した。

  この動きは、ボストンに拠点を置くアルジュナ・キャピタルからの株主提案を受けたもので、米国の大手銀行では初めて。米国と英国、ドイツで実施する。英国では4月からすべての企業に男女別の賃金データ公表が義務付けられる。

  シティの発表文によると、女性や米国のマイノリティー、その他格差縮小のために昇給が正当化されるならば賃金を引き上げる。3カ国以外の従業員に対しても、同様の分析を行うと約束した。

  シティグループの従業員はほぼ半数が女性だが、上級幹部に占める女性の割合は4分の1にすぎない。米国従業員のうちアフリカ系米国人は11%に上るが、上級幹部ではわずか1.6%だ。

  アルジュナ・キャピタルではシティのほか、JPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)、アアメリカン・エキスプレス、マスターカードなど8社にも男女間の賃金格差縮小のための方針や目標を公表するよう働き掛けている。

原題:Citigroup Discloses Gender and Racial Pay Gaps, Plans Raises(抜粋)

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