【外為】:ドル売り継続・ユーロ大幅高、円5日続伸-米国は祝日

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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

15日の外国為替市場では米国の祝日にもかかわらず、ドルがトレーディングの主役となった。ドルは主要通貨すべてに対して売られ、ドル指数は4営業日連続で下げた。その一方で、ユーロは大きく値上がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は3年ぶりの低水準に接近。ユーロは2014年以来の高値に上昇した後、さらに一段高の展開。中国人民元は一時2年ぶり高値。中国人民銀行は15日、人民元の中心レートを16年5月以来の高水準に設定した。

ユーロの投機的ロング、過去最大に積み上がる

出所:ブルームバーグ、CFTC

  米経済が着実に成長しているにもかかわらず、ドルは先週まで5週間連続で軟調に推移。その圧力は続いている。欧州中央銀行(ECB)と日本銀行の政策スタンスがタカ派的にシフトする可能性や、ユーロ圏の政治的見通しの改善、新興市場国にも波及しつつある世界経済の同時成長などがトレーダーの注目を集めているもよう。

  ユーロはドイツの政権樹立への進展から先週勢いを付け、エコノミストがさらに楽観的になっていることも強材料。ブルームバーグの月間調査によれば、18年のユーロ圏経済成長率予想は2.2%に引き上げられた。

  ドイツ連邦銀行(中央銀行)は外貨準備に人民元を加えることを決定。これもドル押し下げ要因に加わった。

  • ニューヨーク時間午後4時5分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%下げ、約3年ぶりの低水準
  • ユーロは0.6%高の1ユーロ=1.2266ドル。過去3年余りで最も高い水準
  • 円は0.5%高い1ドル=110円51銭。5営業日連続で上昇し、約4カ月ぶり高値に達した。

  今週の米国経済指標としては17日に12月の鉱工業生産、18日に同月の住宅着工件数が発表される。鉱工業生産は増加、住宅着工は減少が予想されている。

原題:Dollar Slide Deepens as Euro Strength Saps Stocks: Markets Wrap(抜粋)

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