1月15日の海外株式・債券・為替・商品市場-米国はキング牧師記念日

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎外為:ドル売り継続・ユーロ大幅高、円は5日続伸-米国は祝日

  15日の外国為替市場では米国の祝日にもかかわらず、ドルがトレーディングの主役となった。ドルは主要通貨すべてに対して売られ、ドル指数は4営業日連続で下げた。その一方で、ユーロは大きく値上がりした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は3年ぶりの低水準に接近。ユーロは2014年以来の高値に上昇した後、さらに一段高の展開。中国人民元は一時2年ぶり高値。中国人民銀行は15日、人民元の中心レートを16年5月以来の高水準に設定した。

  米経済が着実に成長しているにもかかわらず、ドルは先週まで5週間連続で軟調に推移。その圧力は続いている。欧州中央銀行(ECB)と日本銀行の政策スタンスがタカ派的にシフトする可能性や、ユーロ圏の政治的見通しの改善、新興市場国にも波及しつつある世界経済の同時成長などがトレーダーの注目を集めているもよう。

  ユーロはドイツの政権樹立への進展から先週勢いを付け、エコノミストがさらに楽観的になっていることも強材料。ブルームバーグの月間調査によれば、18年のユーロ圏経済成長率予想は2.2%に引き上げられた。

  ドイツ連邦銀行(中央銀行)は外貨準備に人民元を加えることを決定。これもドル押し下げ要因に加わった。

  • ニューヨーク時間午後4時5分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%下げ、約3年ぶりの低水準
  • ユーロは0.6%高の1ユーロ=1.2266ドル。過去3年余りで最も高い水準
  • 円は0.5%高い1ドル=110円51銭。5営業日連続で上昇し、約4カ月ぶり高値に達した。

  今週の米国経済指標としては17日に12月の鉱工業生産、18日に同月の住宅着工件数が発表される。鉱工業生産は増加、住宅着工は減少が予想されている。
原題:Dollar Slide Deepens as Euro Strength Saps Stocks: Markets Wrap(抜粋)

◎米国株・国債・商品:キング牧師生誕記念日の祝日で休場

  取引は16日に再開される。

  ロンドンICEの北海ブレント3月限は3年ぶりに70ドル台で引けた。イラクのルアイビ石油相が13日に、減産を維持するべきだと発言。最近の原油高で産油国の取り組みが弱まるとの懸念が緩和された。ブレント3月限は39セント高い1バレル=70.26ドル。
原題:Oil Propelled Past $70 as Iraq Calls for Sticking to OPEC Cuts(抜粋)

◎欧州株:反落、ヘルスケアや旅行関連株が下落

  15日の欧州株式相場は指標のストックス600指数が反落。ヘルスケアや旅行・レジャー関連銘柄の下げが目立った。

  ストックス600指数は前週末比0.2%安の397.83で終了。原油とユーロの上昇を背景に旅行・レジャー関連株が売られ、特にエールフランス・KLMとルフトハンザの下げが顕著。

  独DAXは0.3%安、仏CAC40と英FTSE100はいずれも0.1%安。
原題:European Stocks Close Lower After Back-to-Back WeeklyAdvance(抜粋)

◎欧州債:ドイツ国債先物が上げ解消、ECBハンソン氏タカ派発言で

  15日の欧州債市場では、ドイツ国債先物がほぼ変わらずで引けた。ECB政策委員会メンバーのハンソン・エストニア中銀総裁が、ECBは夏よりも前に政策ガイダンスを調整するべきで、経済がほぼ想定どおり進むなら9月で資産買い入れ終了を見込めるとタカ派的な発言をしたことに反応し、序盤の上げを解消した。この日は大規模な償還があり、売り圧力をわずかに緩和した。

  12日にバイトマン・ドイツ連銀総裁が金利変更リスクは低いと述べたことで、朝方はタカ派的な見方修正に伴いドイツ国債先物が上昇していた。

  英国債はドイツ国債に対してアウトパフォームし、スプレッドは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小。クーポンの支払い資金流入が注目された。

  今週はユーロ圏国債の供給が純額でマイナスに転じ、長期債には一定の安心材料になりそう。ただ2月には供給が再び増加するため、ユーロ圏国債の利回りにベア・スティープ化の圧力がかかる可能性がある。
原題:Bunds Unwind Gains on ECB’s Hansson; End-of-Day Curves,Spreads(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE