K-POPに合わせて踊る大和のアナリスト、爆発的な視聴数稼ぐ

  • 大和証券キャピタル・マーケッツ香港で電力業界担当するイップ氏
  • 優れた株式投資判断の前に注目集めたい-予想銘柄のリターン21%

Pedestrians cross a road in the Central district of Hong Kong, China.

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

デニス・イップ氏は自身の株式投資判断がどれほど優れていても、大勢のアナリストの中で目立つのは難しいと分かっている。そこで、K-POP(韓国のポップス)に目を付けた。

  大和証券キャピタル・マーケッツ香港の電力業界アナリストであるイップ氏は、韓国の男性アーティストグループ、BIGBANG(ビッグバン)の曲に合わせて踊るビデオを公開した。ビデオは12日、香港の金融業界関係者の間で一気に話題となった。

  ビデオに登場するイップ氏は眼鏡にスーツ姿。公園で1人、無表情のまま手をたたき、肩を揺らして足を踏み鳴らす。中国の動画サイト、優酷網にアップロードされた1分程度の映像は明確なメッセージで終わる。それは、毎年恒例の機関投資家調査で150票を獲得したら、このビデオの完全版を見せるというものだ。

  イップ氏は12日の電話インタビューで、「銘柄に対する自分の見方について話す前に、まず注意を引きたい。皆が同じような内容を発信すれば、注目を集めることはないかもしれない」と話した。

  反応はイップ氏の予想を超えた。妻が収録してくれたビデオは15日時点で6600回余り視聴され、ブルームバーグ端末上の同氏の略歴ページは12日に一時、閲覧数でトランプ米大統領のページを上回った。イップ氏によると、数人のファンドマネジャーがビデオをきっかけに同氏に連絡してきた。大半は電力株について意見交換するためだったという。

  イップ氏は勤務後に2ー3週間かけて練習したダンスについて、銘柄に対する自分の判断に注目を集めるのが目的だったと説明。ブルームバーグの集計データによると、過去1年に同氏が投資判断した22銘柄の平均リターンはプラス21%。競合するアナリストらの平均は同14%だった。

原題:Hong Kong Analyst Dances His Way to Votes in Investor Poll(抜粋)

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