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米大統領:「ドリーマー」保護は廃案になった-共和議員らは反論

  • 民主党はDACAを真に望んでいないとトランプ大統領
  • 共和党2議員と国土安保長官「DACAは廃案になっていない」

米政府の暫定予算が失効する19日が近づき、政府機関閉鎖を回避できるかどうか緊張が高まる中、幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」を強制送還から保護する案を巡り、トランプ大統領はこの取り組みは「恐らくついえた」と述べた。一方、共和党議員らは合意成立が可能だと期待を抱かせる発言をした。

  トランプ大統領は14日早朝の2件のツイッター投稿で、移民問題に関してより厳しい見方を示した。数日前には、ドリーマーの在留を認める措置(DACA)を継続させる法案で共和党穏健派と民主党の合意が可能だと思われていた。

  トランプ大統領は14日のツイッター投稿で、「民主党は本当にDACAを望んでいるわけではなく、これについて話すことで、喉から手が出るほど望んでいる資金を米軍から奪うことしか求めていない。このためDACAは恐らくついえた」と述べた。

  トランプ大統領はまた、「私は大統領として、米国に入国する人たちのうち、米国が再び強く偉大な国になることを助けてくれる人、実績に基づく制度の下で入国する人が望ましいと考える。くじ引きはもうやめだ!」と述べた。大統領は13日にも同じ問題についてツイッターに4件投稿していた。

  しかし14日の大統領のツイッター投稿後、上院の有力共和党議員らに加え、政権閣僚のニールセン国土安全保障長官までもが反論。ニールセン長官は「FOXニュース・サンデー」とのインタビューで、「DACAが廃案になったとは思わない」とした上で、トランプ政権と議会共和党は「安全保障と移民を組み合わせた合意」を望んでいると述べた。その一方で同長官は、民主党がDACAでの合意と政府機関閉鎖回避を結び付けるよう求めていることは「全く無責任だ」と批判した。

  パーデュー上院議員(共和)はABCの番組「ジス・ウィーク」で、DACAの解決策は見つけ得ると楽観的な見方を示したが、そのためには民主党が国境警備と連鎖移民の問題を巡る「交渉に真剣になる」必要があると指摘した。

  フレーク上院議員(同)は自らも起草に携わった譲歩案を民主、共和両党の上院議員が支持しているとABCとのインタビューで発言。「われわれは現在、さらに多くの共和党議員が参加するよう取り組んでおり、今週中に支持は増えるだろう」とし、上院通過に必要な60票を得られる唯一の道筋が自分の法案だと述べた。また民主党は本当にDACAを望んでいるわけではないとしたトランプ大統領の発言を否定。自分は移民問題で民主党と17年前から交渉しているが、民主党は誠実に交渉していると述べた。

原題:Republicans See Possible DACA Deal Despite Trump’s Twitter Posts(抜粋)

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