トランプ米大統領:「金正恩氏と良い関係にある」はWSJの誤引用

  • 自分は「良い関係になるだろう」と述べた、偽ニュースだと大統領
  • WSJ紙は11日の報道に変更はないとしている
Photographer: Al Drago/Bloomberg
Photographer: Al Drago/Bloomberg

トランプ米大統領は14日、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)との11日のインタビューで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と「自分は恐らく非常に良い関係にある」と発言したとの同紙報道に異議を唱え、金委員長と「自分は良い関係になるだろう」と発言したとツイッターに投稿した。

  WSJが伝えたトランプ大統領の発言は、トランプ大統領が秘密裏に金委員長と対話していたのではないかとの臆測を読んでいた。

  トランプ大統領は別のツイートで、これは「大きな違い」であり、「彼らは私の発言と意味を正確に分かっている。彼らはネタが欲しかったのだ。偽ニュースだ!」と指摘した。

  一方、WSJは14日、ウェブサイトに掲載した記事で、「報道した内容を固守する」と表明。インタビュー前にホワイトハウスと、政府当局者および記者が行った録音は文字に書き起こす目的のみに用いると約束していたと説明した。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は13日夜のツイートで、また「偽ニュース」が行われ、トランプ大統領の発言の「誤引用」があったと述べた。

  WSJは、ホワイトハウスから引用の正確性について異議を唱えられた後、録音の関連部分を公表するとした。その後、サンダース報道官は自分のツイッターアカウントに、ホワイトハウスの録音のうち、15秒の部分を投稿した。

  WSJは、別会社が書き起こし、11日夜にウェブサイトに掲載したインタビューの記録では、大統領は「I’d」ではなく、「I」と述べていたと主張。一方、サンダース報道官は14日のツイートで、ホワイトハウスは「最初、12日午前にWSJに連絡し、訂正を求めた。誤引用したという明確な音声の証拠があるにもかかわらず、彼らは繰り返し訂正を拒否した」と述べた。

  米政界の最新のスキャンダルは「『I’d(アイド)』ゲート」(だろう・ゲート)と呼ばれるかもしれない。

原題:Trump Says WSJ Misquoted Him on Kim, Paper Stands Its Ground (1)(抜粋)

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